共通テスト(公民) 過去問
令和8年度(2026年度)追・再試験
問43 (公共,政治・経済(第4問) 問5)

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問題

共通テスト(公民)試験 令和8年度(2026年度)追・再試験 問43(公共,政治・経済(第4問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

生徒X、Y、Zは、「政治・経済」の授業で、新聞記者JによるEU(欧州連合)を中心とするヨーロッパ情勢に関する特別授業を受けて、授業の内容について話し合っている。これに関して、後の問いに答えよ。

X:Jさんは、自国中心主義を主張する政治勢力の台頭や2022年のロシアによるウクライナへの侵攻開始もあって、ヨーロッパでは地域統合のあり方が問題になっていると、ヨーロッパでの長い特派員経験を踏まえて指摘されていたね。
Y:ヨーロッパでは第二次世界大戦後に地域統合が進んで、a 国家の主権の一部がEUへ移譲されてきたことを以前の授業で学んだよね。
Z:2009年のギリシャ財政危機に際し、財政の面でEUの加盟国の間で健全度の差が大きかったこともあって、対応策をめぐって全体での合意が容易ではなかったとJさんは解説されていたよね。
X:財政面だけでなく、EUがギリシャにb 金融の面での支援をすることについても、ドイツなどで消極的な意見がみられたと説明されていたよ。
Y:そういえば、イギリスのEUからの離脱もあったね。自国中心主義の動きが強まると、地域統合のあり方も変化を迫られそうだね。
Z:EU加盟国の中には、c エネルギー資源などをめぐる自国の利益を重視して、ロシアへの制裁に消極的な姿勢をとる国もみられたとJさんは話されていたよね。
X:経済に関するお話以外でも、d 国際法やEUとしての外交についても話されていたけれど、統合が進むにつれてe 情報公開の重要性が高まることを強調されていたね。
Y:ヨーロッパでのf 環境に関する法令や裁判例についてのお話も興味深かったな。とくに、欧州人権裁判所が、スイス政府の気候変動対策が不十分だとする判決を出したとのお話に注目したよ。
Z:日本の財政政策や金融政策、エネルギー安全保障のあり方を考える上でも、ヨーロッパの動きは参考になると思うから、さらに調べてみようか。

下線部eに関連して、生徒Xと生徒Yは、日本における情報公開について話し合っている。次の会話文中の( ア )・( イ )に入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

X:新聞記者のJさんは、特別授業の最後に、私たちが18歳になって選挙権を行使するにあたっては、外交や国内政治について関心をもっておくことが重要だと指摘されていたね。
Y:そのためには、政府による情報公開が重要になるね。
X:そうだね。日本では、地方公共団体において情報公開条例が( ア )、中央省庁の行政文書を対象とした情報公開法が制定された、と授業で学習したね。
Y:授業では、法律が制定された後に各地方公共団体での条例の制定が促進されていく場合もあれば、各地方公共団体で条例が先行して制定された後に法律が制定される場合もあることも、学習したよね。
X:情報公開法では、行政文書の開示を請求する権利が定められていて、外国人や法人にも情報公開請求権が認められていることも学習したよ。
Y:そして、情報公開請求について不開示決定がなされた場合、請求者が不服申立てを行うことも認められているね。
X:ただ、情報公開が進む一方で、外交や防衛など安全保障にかかわる秘匿性の高い情報の漏洩(ろうえい)を処罰する特定秘密保護法が制定されているね。
Y:特定秘密保護法については、国民の( イ )を侵害しないような運用が求められているよ。
  • ア:制定される前に  イ:知る権利
  • ア:制定される前に  イ:アクセス権
  • ア:制定された後に  イ:知る権利
  • ア:制定された後に  イ:アクセス権

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