共通テスト(公民) 過去問
令和8年度(2026年度)追・再試験
問7 (公共,倫理(第3問) 問7)
問題文
場面3 数日後、生徒Gと生徒Hは、次の会話をしている。
G:その後、ケンカした友達とはどう?
H:なんとか関係は修復できそうだよ。昔と全く同じとはいかなくても、新しい付き合い方を探っていけたらと思ってる。
G:それはひとまず良かった。
H:でも、幼なじみと価値観が合わなくなってしまったのはちょっと寂しいなぁ。直接会う機会が減って、スマホでの文字のやり取りばかりになっているのも関係あるのかも。言葉でコミュニケーションするのって難しいね…。
G:そういえば、倫理の授業では、20世紀になってg 言語哲学が発展して、言語でのコミュニケーションについて考えられてきたって習ったね。言葉について考えることも、他者とわかり合うためには重要なのかも。
H:そうだね。でも、私は、他者とのコミュニケーションの目的は、意見を一致させることではないんじゃないかとも思う。価値観を共有することや、同じ意見になることがなくても、h 他者との関係を保つことはできるし、それが重要なんじゃないかなぁ。
G:うーん、私はやっぱり、どんなに困難でも、コミュニケーションの最終的な目的は、意見を一致させることなんじゃないかと思うけれど…。そうじゃないと、「考え方は人それぞれだから」と言って、コミュニケーションを放棄することになってしまいそう。
H:そうか、そういう危険までは考えていなかったな…。でも、相手を説得しようとして、自分の意見を押し付けることにつながってしまう場合もあるよね。無理に同じ考えになることを目指すと、かえって対立が深まってしまうこともあると思う。
G:それはそのとおりだね。同じ意見になることの前に、相手の意見にどんな優れた点があるかをきちんと確かめることも大切だね。
下線部gに関して、生徒Gは、ウィトゲンシュタインの言語哲学について調べ、次のメモを作成した。メモの( ア )・( イ )に入る記述の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
メモ
ウィトゲンシュタインは、初期の『論理哲学論考』の中で、( ア )と論じた。しかし、後にそのような見方を自己批判して、発話の分析に注力するようになる。その結果、( イ )と主張するようになった。
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問題
共通テスト(公民)試験 令和8年度(2026年度)追・再試験 問7(公共,倫理(第3問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
場面3 数日後、生徒Gと生徒Hは、次の会話をしている。
G:その後、ケンカした友達とはどう?
H:なんとか関係は修復できそうだよ。昔と全く同じとはいかなくても、新しい付き合い方を探っていけたらと思ってる。
G:それはひとまず良かった。
H:でも、幼なじみと価値観が合わなくなってしまったのはちょっと寂しいなぁ。直接会う機会が減って、スマホでの文字のやり取りばかりになっているのも関係あるのかも。言葉でコミュニケーションするのって難しいね…。
G:そういえば、倫理の授業では、20世紀になってg 言語哲学が発展して、言語でのコミュニケーションについて考えられてきたって習ったね。言葉について考えることも、他者とわかり合うためには重要なのかも。
H:そうだね。でも、私は、他者とのコミュニケーションの目的は、意見を一致させることではないんじゃないかとも思う。価値観を共有することや、同じ意見になることがなくても、h 他者との関係を保つことはできるし、それが重要なんじゃないかなぁ。
G:うーん、私はやっぱり、どんなに困難でも、コミュニケーションの最終的な目的は、意見を一致させることなんじゃないかと思うけれど…。そうじゃないと、「考え方は人それぞれだから」と言って、コミュニケーションを放棄することになってしまいそう。
H:そうか、そういう危険までは考えていなかったな…。でも、相手を説得しようとして、自分の意見を押し付けることにつながってしまう場合もあるよね。無理に同じ考えになることを目指すと、かえって対立が深まってしまうこともあると思う。
G:それはそのとおりだね。同じ意見になることの前に、相手の意見にどんな優れた点があるかをきちんと確かめることも大切だね。
下線部gに関して、生徒Gは、ウィトゲンシュタインの言語哲学について調べ、次のメモを作成した。メモの( ア )・( イ )に入る記述の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
メモ
ウィトゲンシュタインは、初期の『論理哲学論考』の中で、( ア )と論じた。しかし、後にそのような見方を自己批判して、発話の分析に注力するようになる。その結果、( イ )と主張するようになった。
- ア:言語は客観的な世界に対応する像である イ:内なる発話としての私的言語こそが言語の原型である
- ア:言語は客観的な世界に対応する像である イ:言語の意味は実際に発話を交わすなかで決まる
- ア:言語は客観的な世界に対応する像である イ:具体的な発話の意味は差異の体系を前提として決まる
- ア:価値や倫理について語ることが言語の本質である イ:内なる発話としての私的言語こそが言語の原型である
- ア:価値や倫理について語ることが言語の本質である イ:言語の意味は実際に発話を交わすなかで決まる
- ア:価値や倫理について語ることが言語の本質である イ:具体的な発話の意味は差異の体系を前提として決まる
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