共通テスト(公民) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問39 (公共,政治・経済(第3問) 問7)

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問題

共通テスト(公民)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問39(公共,政治・経済(第3問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

「政治・経済」の授業でグローバル化する国際社会の課題について発表することになった生徒Xと生徒Yは、国際協調と多国間での取組みという観点から、経済と政治の分野について調べ、次のメモを作成した。これに関して、後の問いに答えよ。

グローバル化する国際社会の課題
〇国家間の相互依存が高まっている
〇その一方で、多国間での取組みを通じた国際協調が揺らいでいる
〇なぜ揺らいでいるのか?なぜ協調が必要なのか?
◇各国のa貿易政策の対立と協調
・主要国間で顕著になってきた貿易をめぐる対立
・世界全体での貿易協定と特定国家間での貿易協定の違い
・貿易に関するルール、とくにb最恵国待遇の原則を再確認する必要
新たな動向:cサービス貿易の拡大と課題
◇紛争解決における国際法の役割に対する懸念
・基本原則である紛争の平和的解決義務と武力行使禁止原則の重大な違反
d国際連合(国連)の下での紛争解決制度の機能不全
・他方で、さまざまなe多国間条約の下で紛争解決や履行確保のための制度が整備され展開
新たな動向:武力紛争に対して国際裁判所が積極的に関与する傾向

授業での発表に向けて
◇サービス貿易の拡大がもたらしている課題への対策を調べる
f国際紛争の具体例を検討し、国際裁判所の役割について考える
以上の検討を踏まえ、国際協調や多国間での取組みの重要性について考察を加える

生徒Xと生徒Yは、下線部fにおける国連の対応について話し合っている。次の会話文中の( ア )・( イ )に入るものの組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

X:国連総会は長い間、パレスチナ問題について検討してきたけれど、ガザで発生してきた武力衝突を止めることはできなかったね。
Y:実際に戦闘状態になるような場合、本来は安保理が対応すべきだよ。安保理で拒否権が行使されて機能しなくなったから、総会は( ア )に基づいて審議を断続的に行ってきたんだよね。
X:その中で、2024年に総会は、イスラエルに対してパレスチナ占領政策を終了するよう求める決議を採択したけれど、イスラエルは反発しているよ。
Y:それでも、総会は、2012年にはパレスチナをオブザーバー国家として承認したし、2024年にはパレスチナの加盟承認決議を採択して、加盟国に準じる資格や権利を与えてきたよ。これは、解決にあたっては、( イ )和平合意を成立させる方向で行くべきという総会の強い意思が示されているんじゃないかなあ。
X:そうは言っても、両紛争当事者が納得しないと解決しないよね。
Y:そうだね。武力による解決が当たり前にならないためにも、総会で粘り強く議論していくことが重要だと思うよ。

( ア )に入る語句
a  国連平和維持活動を実施するための決議
b  「平和のための結集」決議

( イ )に入る記述
c  パレスチナに対して、イスラエルという国家の下で一定の自治を認める
d  イスラエルとパレスチナが、互いにそれぞれを独立国家として承認する
  • ア — a  イ — c
  • ア — a  イ — d
  • ア — b  イ — c
  • ア — b  イ — d

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