共通テスト(公民) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問19 (公共,倫理(第5問) 問5)

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問題

共通テスト(公民)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問19(公共,倫理(第5問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

生徒Lと生徒Mが、脳と外部機器との間で情報を直接やり取りするシステムであるBMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)について話している。次の会話文を読み、後の問いに答えよ。

L:授業で見たBMIってすごかったね。事故にあって手足が動かなくなった人たちが、自分の脳波でロボットを動かしてジュースを飲んだり、メールを送ったり、ゲームをしたり、SFみたいなことが実際にできるようになってきている。
M:BMIを使って、そのままバーチャルリアリティの世界を体験できるんじゃない?思ったことやいろんなa感情も伝わるようになるのかもしれない。
L:b感情は心拍数や呼吸数の増加など身体反応の変化と、それを本人がどう解釈するかの両方があってこそ生じるという二要因理論を心理学の本で読んだよ。楽しんでいても、怒っていても、同じように心拍数が上がるから、この理論だと本人が状況をどう捉えるかで感情が決まるということになる。
M:様々な場面を見せて、脳の活動を計測するような実験もたくさん行われているみたい。身体と感情のつながりも、もっとわかるようになるかもしれない。
L:脳とインターネットの世界、さらには脳とcAI(人工知能)をつなげるような研究も進んでいるみたい。脳から出る信号や情報を使うとなると、どんな問題が出てくるのだろう。いろんな人のdQOL(生活の質)に影響があるかもしれないね。
M:生命倫理のなかでも、e脳神経倫理(ニューロエシックス)という分野では、人の脳や神経の働きの解明や介入にかかわる倫理的課題を研究している。また、倫理的課題の検討に神経科学の知見を活用する方向性もある。脳の情報を収集・活用して、他者の体験を再現したり、専門技能を習得したり、効果的な広告を作成するといった研究開発も進んでいるみたいだから、ますます、脳神経倫理研究の蓄積が活かされた形で研究が進んでいくといいのかもね。

下線部eに関連して、脳の情報の収集・活用に関する立場aとbがある。二つの立場と、それぞれの立場を支持する理由ア〜エの組合せとして正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

立場
a  脳の情報の収集・活用を、国は積極的に行うべきとする立場。
b  脳の情報の収集・活用について、国は最大限慎重にするべきとする立場。

理由
ア  脳の情報は国際的に特に注意が必要な個人情報として位置付けられていることに、国は配慮する必要があるから。
イ  脳の情報の収集・活用から得られる知見やサービスに誰もがアクセスできることを、国が人々の権利の一つとして保証するべきだから。
ウ  国が脳の情報の収集・活用に関する国際的なルールの策定に参画することは、技術開発の可能性を拡大するためには必要ないから。
エ  脳の情報に関する最新の知見を法律改正の根拠や裁判における証拠として積極的に採用できる制度設計を、国は進めるべきだから。
  • a — ア  b — イ
  • a — ア  b — ウ
  • a — イ  b — ア
  • a — イ  b — エ
  • a — ウ  b — イ
  • a — ウ  b — エ

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