共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問86 (<旧課程>政治・経済(第3問) 問6)
問題文
模擬授業「平和とは何か」
1.平和をめざす思想・制度の発展
啓蒙思想家の平和論と国際連盟規約、不戦条約、国際連合憲章
近代の立憲主義とa 日本国憲法
2.「武力紛争のない状態」としての平和 ――― 「消極的平和」
<現状>b 頻発する武力紛争
<対応>集団安全保障
c 国連平和維持活動(PKO)と多国籍軍
軍縮と軍備管理
3.「差別や貧困のない状態」としての平和 ――― 「積極的平和」
(1)差別是正
<現状>解消されない差別
<対応>国内での取組み例:d 国会によるe 立法
裁判所によるf 違憲審査
世界での取組み例:国際連合(国連)におけるg 条約の採択
(2)貧困撲滅
<現状>h 拡大する経済的不平等
<対応>国内での取組み例:所得再分配
世界での取組み例:開発援助
生徒Xは、下線部fに関心をもち、法律の規定を違憲と判断した日本の最高裁判所の判例について調べた。最高裁判所の判例に関する記述として最も適当なものを、次の回答選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問86(<旧課程>政治・経済(第3問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
模擬授業「平和とは何か」
1.平和をめざす思想・制度の発展
啓蒙思想家の平和論と国際連盟規約、不戦条約、国際連合憲章
近代の立憲主義とa 日本国憲法
2.「武力紛争のない状態」としての平和 ――― 「消極的平和」
<現状>b 頻発する武力紛争
<対応>集団安全保障
c 国連平和維持活動(PKO)と多国籍軍
軍縮と軍備管理
3.「差別や貧困のない状態」としての平和 ――― 「積極的平和」
(1)差別是正
<現状>解消されない差別
<対応>国内での取組み例:d 国会によるe 立法
裁判所によるf 違憲審査
世界での取組み例:国際連合(国連)におけるg 条約の採択
(2)貧困撲滅
<現状>h 拡大する経済的不平等
<対応>国内での取組み例:所得再分配
世界での取組み例:開発援助
生徒Xは、下線部fに関心をもち、法律の規定を違憲と判断した日本の最高裁判所の判例について調べた。最高裁判所の判例に関する記述として最も適当なものを、次の回答選択肢のうちから一つ選べ。
- 最高裁判所は、共有林の共有者による分割請求を一定の条件の下で制限する森林法の規定が財産権を保障する憲法の規定に違反すると判断した。
- 最高裁判所は、婚外子の法定相続分についての民法の規定が生存権を保障する憲法の規定に違反すると判断した。
- 最高裁判所は、不良医薬品の供給防止という目的にとって必要性と合理性がないので、薬事法の定める薬局間の距離制限規定が、法の下の平等を保障する憲法の規定に違反すると判断した。
- 最高裁判所は、一票の価値の格差が合理的に許される範囲を超えているので、公職選挙法の定める衆議院の議員定数配分規定が、職業選択の自由を保障する憲法の規定に違反すると判断した。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、日本の最高裁判所が下した主要な違憲判決の法律・制度と、問題とされた「権利・条文」の組み合わせを正確に覚えましょう。
では、問題を見てみましょう。
1987年に最高裁は、森林法の共有林分割請求制限規定が財産権(憲法第29条)を侵害するとして違憲と判断しました。
記述は正しいです。
2013年の最高裁決定では、嫡出子と非嫡出子(婚外子)の相続分を区別する民法規定は「生存権」ではなく「法の下の平等」(憲法第14条)に違反するとされました。
そのため、この選択肢は誤りです。
1975年の最高裁判決では、薬局開設に距離制限を設けた薬事法の規定が「法の下の平等」ではなく「職業選択の自由」(憲法第22条)を侵害するとされました。
そのため、この選択肢は誤りです。
衆議院議員定数配分規定の違憲判決(一票の格差問題)は「職業選択の自由」ではなく「法の下の平等」(憲法第14条)違反とされました。
そのため、この選択肢は誤りです。
・森林法違憲判決:共有林分割制限→財産権(第29条)侵害
・婚外子相続判決:非嫡出子の相続分差別→法の下の平等(第14条)違反
・薬事法判決:薬局距離制限→職業選択の自由(第22条)違反
・一票の格差判決:定数配分不均衡→法の下の平等(第14条)違反
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02
最高裁判所の判決についての問題です。
正文です。
「生存権」の部分が誤りです。
正しくは「法の下の平等」です。
違憲判決が出るまで、婚外子は嫡子の相続分の半分となっていました。
「法の下の平等」に反するのではなく、「職業選択の自由」に反します。
「職業選択の自由」に反するのではなく、「法の下の平等」に反します。
こうした有名な違憲判決や訴訟については知っておきましょう。
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03
基本的人権に関わる判例の問題です。
適切な選択肢です。
適切な選択肢ではありません。「婚外子相続」判決は「生存権」ではなく,憲法14条の「法の下の平等」に違反しています。
適切な選択肢ではありません。「薬事法距離制限」判決は「法の下の平等」ではなく,憲法22条の「職業選択の自由」に違反しています。
適切な選択肢ではありません。「一票の格差」の問題は「職業選択の自由」ではなく,憲法14条の「法の下の平等」に違反すると考えられます。
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