共通テスト(公民) 過去問
令和8年度(2026年度)追・再試験
問47 (公共,政治・経済(第5問) 問3)

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問題

共通テスト(公民)試験 令和8年度(2026年度)追・再試験 問47(公共,政治・経済(第5問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

生徒Xと生徒Yは、国際政治・経済の課題について議論をしている。次の会話文を読み、後の問いに答えよ。

X:現代では、自国の利益と地球全体の利益との関係が問題になってきているね。自国の利益をできるだけ優先したくなる考え方も理解はできるよね。
Y:排他的に自国の利益を優先する主張は、a 主権を有する国家間の衝突の可能性を高めるし、やっかいな問題だよ。互いに利益を与え合うことの重要性を理解した方がいいと思うよ。
X:でも、国家間の問題も分析できるb ゲーム理論を使えば、互いに利益を与え合う選択をとることの困難さも示すことはできるよね。
Y:それはつまり、ゲーム理論は問題解決に必要な前提や対策を明らかにできるということだよね。
X:そうだね。他方では、国家間の問題だけでなく、c 現代の巨大企業が、市場に大きな影響力をもっていることも指摘されているね。d 依存効果のように、消費者の商品の購入という日常的な活動にまで、巨大企業の影響が及んでいるといわれているよ。各国政府が消費者を守るために企業の活動を規制していく必要があるのではないかな。
Y:そうとは限らないと思うよ。実際は企業の開発する新製品で生活は便利になったり、企業が世界規模で生産活動をしてきたことで安く商品を買えるようになったりするし、私たちにも利益をもたらしているともいえるよ。
X:一方で、企業の生産活動に関連して、児童労働や環境破壊の問題が指摘されたこともあったよね。これらの問題については、やっぱり国際的な規制が必要だと思うよ。実際、人権については、国内法だけでなく、e 条約によって国際的に保障されている側面もあるよね。
Y:国際社会の関与が必要とされる国内問題としては、紛争や内戦で住民が生命の危機にさらされるf 人道危機のことも考えられるね。人道危機に対処しようとする国際社会にとっての大きな障壁は、国際社会の基本原則である内政不干渉の原則との関係だよね。この点における国際協調の仕組みづくりが今後の課題だと思うよ。

下線部cに関心をもった生徒Xは、図書館で現代の巨大企業について調べ、次のメモを作成した。メモを読み、下線部(ア)の用語の説明と、下線部(イ)に当てはまる事例の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

メモ
現代の企業は、国内のみならず世界規模で巨大化して利潤を得ようと活動している。その過程で、合併や買収(M&A)などを通じて収益性を高めようとした結果、(ア)寡占も発生している。
さらに私企業の策定した規格が、(イ)事実上の標準になることがある。自社の規格が標準となった企業は巨額の利潤をあげる傾向にある。
一方、法的な強制力をもつ規格がある場合は、企業の製品などに必ず適用される。

下線部(ア)の用語の説明
A  従来と異なる産業にも進出すること
B  数社の企業で特定の市場の大半を支配すること
C  国境を越えて企業活動を展開すること

下線部(イ)に当てはまる事例
D  文書作成ソフトウェアが乱立していたが、徐々に一つのソフトウェアに利用が集中して、ほかのソフトウェアの利用が大幅に減少した。
E  独自規格の端子を採用していたスマートフォンを販売する企業が、ある国際機関が定めた端子の採用を強いられることとなった。
  • 下線部(ア) — A  下線部(イ) — D
  • 下線部(ア) — A  下線部(イ) — E
  • 下線部(ア) — B  下線部(イ) — D
  • 下線部(ア) — B  下線部(イ) — E
  • 下線部(ア) — C  下線部(イ) — D
  • 下線部(ア) — C  下線部(イ) — E

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