共通テスト(公民) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問48 (公共,政治・経済(第5問) 問2)
問題文
X:10年前の調査結果と比べて、人口減少が深刻化している地域があると、新聞で読んだよ。
Y:人口減少が進むと、地域社会のあり方にも影響が及んでくるね。具体的にはどんな問題が考えられるかな。
X:たとえば、a地方公共団体が提供する行政サービスの質や量が今後どう変化していくか、気になるね。
Y:そうだね。地域住民が減っても、行政サービスのニーズが減るとは限らないよね。bインフラの老朽化問題への対応や高齢化に伴う社会福祉サービスの拡充など、行政課題が多様化していくことが予想されるから、行政サービスのニーズはむしろ増えることもあるかもね。その一方で、人口減少に伴って経済活動が縮小すると、税の収入が減少するといわれているので、限られたc財源を、優先順位を考えて施策に割り当てていくことが重要になってくるね。
X:そうなると、d地方自治のあり方について、改めて考えてみる時期に差しかかっているのかもしれないよ。
Y:最近では、都市部の人々が、過疎地域の課題を解決するボランティア活動に参加しているというニュースをよく耳にするね。
X:そういえば、e観光でもなく移住でもない、住んでいる地域とは異なる地域にさまざまな形で継続的にかかわる「関係人口」という言葉を聞いたことがあるよ。そうした人々の力を借りて、地域を支えていくことになるかな。
Y:そうだね。これからは、人口減少に悩んでいる地域の住民や地方公共団体が、fNPOや企業、ほかの地方公共団体に住んでいる人々との協働を視野に入れることが大切になりそうだね。
下線部bに関連して、生徒Xと生徒Yは、日本の水道事業の経営について調べ、次のメモを作成した。メモ中の( ア )・( イ )に入るものの組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
日本の水道事業は、法律上、市町村による経営が原則とされている。
水道事業の特性として、以下のことがあげられる。第一に、日常生活に欠くことができないため公共性が高いことである。第二に、浄水場などの大規模な設備を必要とするので、生産を増加することで生産量単位当たりの費用が( ア )するという規模の経済が当てはまることである。第三に、税金ではなく、サービスの提供を受ける者から徴収する料金での運営を基本とすることである。
水道事業には、人口減少に伴う料金収入の減少、老朽化した施設等の更新や改修、耐震化のための投資の増大などの問題がある。その解決策の一つとして、最適な事業経営単位という観点から、複数の市町村が一体的に事業に取り組む広域化が推進されている。広域化の効果として、( イ )ことを通じて規模の経済が働き、長期的に安定した事業の継続につながる。しかし、中山間地域ではこうした効果が十分に見込めない可能性がある。水道事業の経営は、地域の実情を考慮して進める必要がある。
( ア )に入る語句
a 上昇
b 低下
( イ )に入る記述
c 施設の共同設置や共同利用により、維持管理費用が削減される
d 採算の合わない事業者の赤字を、他の事業者の収益で補填する
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問題
共通テスト(公民)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問48(公共,政治・経済(第5問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
X:10年前の調査結果と比べて、人口減少が深刻化している地域があると、新聞で読んだよ。
Y:人口減少が進むと、地域社会のあり方にも影響が及んでくるね。具体的にはどんな問題が考えられるかな。
X:たとえば、a地方公共団体が提供する行政サービスの質や量が今後どう変化していくか、気になるね。
Y:そうだね。地域住民が減っても、行政サービスのニーズが減るとは限らないよね。bインフラの老朽化問題への対応や高齢化に伴う社会福祉サービスの拡充など、行政課題が多様化していくことが予想されるから、行政サービスのニーズはむしろ増えることもあるかもね。その一方で、人口減少に伴って経済活動が縮小すると、税の収入が減少するといわれているので、限られたc財源を、優先順位を考えて施策に割り当てていくことが重要になってくるね。
X:そうなると、d地方自治のあり方について、改めて考えてみる時期に差しかかっているのかもしれないよ。
Y:最近では、都市部の人々が、過疎地域の課題を解決するボランティア活動に参加しているというニュースをよく耳にするね。
X:そういえば、e観光でもなく移住でもない、住んでいる地域とは異なる地域にさまざまな形で継続的にかかわる「関係人口」という言葉を聞いたことがあるよ。そうした人々の力を借りて、地域を支えていくことになるかな。
Y:そうだね。これからは、人口減少に悩んでいる地域の住民や地方公共団体が、fNPOや企業、ほかの地方公共団体に住んでいる人々との協働を視野に入れることが大切になりそうだね。
下線部bに関連して、生徒Xと生徒Yは、日本の水道事業の経営について調べ、次のメモを作成した。メモ中の( ア )・( イ )に入るものの組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
日本の水道事業は、法律上、市町村による経営が原則とされている。
水道事業の特性として、以下のことがあげられる。第一に、日常生活に欠くことができないため公共性が高いことである。第二に、浄水場などの大規模な設備を必要とするので、生産を増加することで生産量単位当たりの費用が( ア )するという規模の経済が当てはまることである。第三に、税金ではなく、サービスの提供を受ける者から徴収する料金での運営を基本とすることである。
水道事業には、人口減少に伴う料金収入の減少、老朽化した施設等の更新や改修、耐震化のための投資の増大などの問題がある。その解決策の一つとして、最適な事業経営単位という観点から、複数の市町村が一体的に事業に取り組む広域化が推進されている。広域化の効果として、( イ )ことを通じて規模の経済が働き、長期的に安定した事業の継続につながる。しかし、中山間地域ではこうした効果が十分に見込めない可能性がある。水道事業の経営は、地域の実情を考慮して進める必要がある。
( ア )に入る語句
a 上昇
b 低下
( イ )に入る記述
c 施設の共同設置や共同利用により、維持管理費用が削減される
d 採算の合わない事業者の赤字を、他の事業者の収益で補填する
- ア — a イ — c
- ア — a イ — d
- ア — b イ — c
- ア — b イ — d
正解!素晴らしいです
残念...
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