大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問54 (公共,政治・経済(第6問) 問2)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問54(公共,政治・経済(第6問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

「政治・経済」の授業で、生徒U、生徒V、生徒W、生徒X、生徒Y、生徒Zは、「現代国際社会の諸問題をどう解決するか」という課題を設定し、3班に分かれて探究する学習を進めてきた。以下は、学習の流れと役割分担、キーワードを示したものである。これに関して、後の問いに答えよ。

Ⅰ  現在の問題は何か
〇政治班(U、V担当) ― 力の支配と単独行動主義
〇経済班(W、X担当) ― (a)為替相場の変動による影響
〇社会班(Y、Z担当) ― 感染症、健康、保健衛生の問題

Ⅱ  関係する変化や背景は何か
〇政治班(U、V担当) ― (b)国際社会の特質
〇経済班(W、X担当) ― (c)経営収支の変化
〇社会班(Y、Z担当) ― グローバル化、技術革新

Ⅲ  解決に向け何が重要か
〇政治班(U、V担当) ― 法の支配と多国間主義
〇経済班(W、X担当) ― (d)為替相場の安定
〇社会班(Y、Z担当) ― 社会的公正

Ⅳ  解決案は何か
〇政治班(U、V担当) ― 外交や国憲法の活用
〇経済班(W、X担当) ― 国家間での通貨協力
〇社会班(Y、Z担当) ― (e)技術革新と社会的公正との両立

下線部(b)に関連して、生徒Uと生徒Vは、二国間関係を念頭に軍事的緊張が高まる原因を考えた。次のメモは、UとVがグループワークをしながら模造紙に付箋(ふせん)を左から順に重ねて貼って作成したものである。メモに基づいて考えたとき、二国間で軍事的緊張が回避されうる場合の記述として最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 一方の国が、攻撃ではなく防衛の意図をもって、迎撃ミサイルの配備数や配備地点を増やした。
  • 一方の国が、攻撃ではなく防衛の意図をもって、戦闘機を改修して速度と航続距離を向上させた。
  • 一方の国が他方の国に対し、軍事情報を相互提供する制度の創設を提案し、二国間の相互提供が開始された。
  • 一方の国が他方の国に対し、サイバーテロに備えて合同で実施してきた演習の打切りを通告し、二国間の演習が終了した。

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この過去問の解説 (2件)

01

「模造紙に付箋を左から順に重ねて貼って」作成されたメモ形式がわかりにくいですが、それぞれの選択肢がメモのどの状況に当てはまるのかを考えてみましょう。

選択肢1. 一方の国が、攻撃ではなく防衛の意図をもって、迎撃ミサイルの配備数や配備地点を増やした。

不適当です。

付箋の相手国から攻撃的と理解される例1に当てはまる場合であり、軍事的緊張を回避するには至らないでしょう。

選択肢2. 一方の国が、攻撃ではなく防衛の意図をもって、戦闘機を改修して速度と航続距離を向上させた。

不適当です。

相手国から攻撃的と理解される「例2」に当てはまる事例であり、軍事的緊張は高まってしまいます。

選択肢3. 一方の国が他方の国に対し、軍事情報を相互提供する制度の創設を提案し、二国間の相互提供が開始された。

正答です。

制度の創設を提案(=コミュニケーション)し、軍事情報の二国間の相互提供(=安全保障上の協力)という結果なので、付箋の一番右側に当てはまり、軍事的緊張の緩和が期待されます。

選択肢4. 一方の国が他方の国に対し、サイバーテロに備えて合同で実施してきた演習の打切りを通告し、二国間の演習が終了した。

不適当です。

合同演習の打ち切りは「安全保障上の協力」の終了とも理解できます。

付箋の一番右側の「軍事的緊張緩和」の条件の真逆の状況の説明になっています。

まとめ

矢印や図形を用いたチャート図のような形式であれば、より正答を選びやすかったと思いますが、「付箋を貼った」という形式にしたことで、あえてわかりにくくしたという問題の意図が読み取れます。

惑わされないよう冷静な判断をするようにしましょう。

 

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02

安全保障に関する問いです。

選択肢1. 一方の国が、攻撃ではなく防衛の意図をもって、迎撃ミサイルの配備数や配備地点を増やした。

適切な選択肢ではありません。

「防衛」を目的としても相手国からは「攻撃的」と理解されます。

選択肢2. 一方の国が、攻撃ではなく防衛の意図をもって、戦闘機を改修して速度と航続距離を向上させた。

適切な選択肢ではありません。

「防衛」を目的としても相手国からは「攻撃的」と理解されます。

選択肢3. 一方の国が他方の国に対し、軍事情報を相互提供する制度の創設を提案し、二国間の相互提供が開始された。

適切な選択肢です。

選択肢4. 一方の国が他方の国に対し、サイバーテロに備えて合同で実施してきた演習の打切りを通告し、二国間の演習が終了した。

適切な選択肢ではありません。

コミュニケーションをとり、信頼醸成を継続しているわけではありません。

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