大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問39 (公共,政治・経済(第3問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問39(公共,政治・経済(第3問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

生徒Xと生徒Yは、ある大学の政治経済学部のオープンキャンパスに参加し、模擬授業を受けることにした。次に示したのは、オープンキャンパスの案内に記された模擬授業の概要である。これに関して、後の問いに答えよ。

模擬授業 自由で公正な社会の実現に向けて
〇どうしたら自由で公正な社会を実現できるだろうか。法・政治分野では国民の権利・自由を守るための近代憲法の仕組みについて、経済分野では政府の経済活動である財政の役割について考えてみよう。

Ⅰ  近代憲法の仕組み:権利・自由の保障と権力分立 J教授
(a)人身の自由を保障することの意義
・国会議員が(b)全国民の代表であることの意義
(c)司法権の独立

Ⅱ  財政の役割:効率と公正の視点からK准教授
(d)資本主義経済における政府の役割
・望ましい(e)税制のあり方
(f)財政の機能が経済社会に与える影響
・持続可能な財政運営のあり方

生徒Xと生徒Yは、模擬授業後、下線部(e)について話し合っている。次の会話文中の空欄( ア )・( イ )に当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

X:K准教授は、税制を構築する上で考慮すべき原則について話していたね。そのうち、課税が経済活動にできるだけ影響しないようにする( ア )の原則が気になったよ。この原則に基づけば、働く人の勤労意欲を削(そ)ぐことにはならないし、経済活動を大きく妨げることにもならないからいいね。
Y:でも、( ア )の原則を満たすことは実際には難しいよ。これは、環境問題について考えてみるとわかるね。
X:そうだね。たとえば、ある企業が生産活動で汚染物質を排出して他の経済主体に損失を与えている場合、その損失の費用を考慮しないで生産活動を行うと、その企業の生産量は、社会全体として望ましい生産量よりも( イ )なるよ。
Y:たしかにね。だから、環境税の導入によってその企業が生産量を調整し、汚染物質の排出量が削減できれば、( ア )の原則には反するけれど、税によって、企業の経済活動を社会的に望ましい方向へ導くことができるといえるよ。
X:なるほど。それでは、税の望ましい経済効果と果たすべき役割について調べてみよう。
  • ア:公平  イ:多く
  • ア:公平  イ:少なく
  • ア:中立  イ:多く
  • ア:中立  イ:少なく
  • ア:簡素  イ:多く
  • ア:簡素  イ:少なく

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