共通テスト(公民) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問33 (公共,政治・経済(第2問) 問3)

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問題

共通テスト(公民)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問33(公共,政治・経済(第2問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

地元の自治体で開催される若者議会に参加するために、生徒A、生徒B、生徒Cの三人が報告の準備をしている。次の問いに答えよ。

三人は社会保障の在り方をさらに検討した。三人が二つの代表的な年金制度の仕組みの特徴と社会情勢の変化によって影響を受けやすい点、及び、対応策について検討した際の次のメモを読み、メモ中の空欄( イ )・( ウ )・( エ )に入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

メモ
年金制度( ア )方式
特徴:現役時に年金受給者が支払った年金保険料を財源として、年金受給者への支給を行う。
社会情勢の変化によって影響を受けやすい点:持続的な物価の上昇によって、年金給付額の実質的価値が( ウ )することがある。
対応策:一人ひとりが掛け金を用いて、投資などの資産運用をしていくことで対応する。

年金制度( イ )方式
特徴:その時々の現役世代が負担する年金保険料を財源として、年金受給者への支給を行う。
社会情勢の変化によって影響を受けやすい点:少子高齢化が進み世代間の人口比率が変動することに伴い、給付水準を維持するためには、現役世代の年金保険料負担を( エ )必要がある。
対応策:年金支給開始年齢を引き上げることで対応する。
  • イ:賦課  ウ:減少  エ:減らす
  • イ:賦課  ウ:減少  エ:増やす
  • イ:賦課  ウ:増加  エ:減らす
  • イ:賦課  ウ:増加  エ:増やす
  • イ:積立  ウ:減少  エ:減らす
  • イ:積立  ウ:減少  エ:増やす
  • イ:積立  ウ:増加  エ:減らす
  • イ:積立  ウ:増加  エ:増やす

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題では、年金制度の二つの方式(積立方式・賦課方式)の仕組みと、少子高齢化が各方式に与える影響を正確に理解することが求められます。

賦課方式が少子高齢化で受ける影響と、対応策の方向性に注目しましょう。

では、問題を見てみましょう。

選択肢2. イ:賦課  ウ:減少  エ:増やす

イ:賦課

積立方式(ア)と対になる方式が賦課方式(イ)です。

賦課方式は現役世代の保険料でその時の高齢者の給付を賄う仕組みで、日本の公的年金の基本方式です。

 

ウ:減少

少子高齢化が進むと、賦課方式では給付を支える現役世代(加入者)が減少し、高齢者への給付が困難になります。

 

エ:増やす

受給者(高齢者)が増え支える現役世代が減少する場合、財政を維持するためには現役世代の保険料負担を「増やす」か、給付水準を下げるという対応策が必要です。メモの文脈では保険料負担を「増やす」ことが対応策として示されています。

まとめ

・積立方式:自分が積み立てた保険料を将来受け取る→インフレや運用リスクの影響を受けやすい

・賦課方式:現役世代の保険料で現在の高齢者を支える→少子高齢化の影響を受けやすい

・少子高齢化対策:保険料を増やす、給付水準を下げる、受給開始年齢を引き上げる等

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02

保険に関する問いです。

選択肢1. イ:賦課  ウ:減少  エ:減らす

適切な選択肢ではありません。

選択肢2. イ:賦課  ウ:減少  エ:増やす

適切な選択肢です。

ア 「現役時代に支払っていた年金保険料を財源として」とあるので

  「積立」方式です。

イ 「現役時代が負担する年金保険料を年金受給者へ支給」とあるので

  「賦課」方式です。

ウ 物価が上がれば、貨幣価値が下がりますので、給付額が目減りします。

エ 高齢化が進むと年金受給者が増えるので、給付水準を維持するためには、

  現役世代の保険料負担が増加します。

選択肢3. イ:賦課  ウ:増加  エ:減らす

適切な選択肢ではありません。

選択肢4. イ:賦課  ウ:増加  エ:増やす

適切な選択肢ではありません。

選択肢5. イ:積立  ウ:減少  エ:減らす

適切な選択肢ではありません。

選択肢6. イ:積立  ウ:減少  エ:増やす

適切な選択肢ではありません。

選択肢7. イ:積立  ウ:増加  エ:減らす

適切な選択肢ではありません。

選択肢8. イ:積立  ウ:増加  エ:増やす

適切な選択肢ではありません。

参考になった数0

03

賦課(ふか)」とは、一般的にはあまり使われない言葉ですが、行政用語で税金などを割り当てて負担させることをいいます。

アは積立が当てはまります。

自分の支払った分のお金が自分に返ってくるもので、企業年金はこの方式が多いです。

イには賦課が当てはまります。

世代間の支え合いで成り立つ制度であり、日本の公的年金も賦課方式を採用しています。

ウには減少が当てはまります。

積立金としてお金を払っていた30年前は100円で買えていたものが、30年たった現在に年金をもらうときに同じものを買おうとして150円かかるとすれば、30年前に払った100円返ってきたとしても、お金の価値がものに対して減っていると考えられますよね。

エには「増やす」が当てはまります。

少子高齢化に伴い、日本では2010年には約4.1人の現役世代で高齢者1人を支えていたのが2050年に2.1人で高齢者1人を支えなければならないと予測されています。

高齢者を支えられる現役世代の人数が減る分、現役世代1人あたりの年金保険料負担は増えるということになります。

 

選択肢1. イ:賦課  ウ:減少  エ:減らす

不適当です。

選択肢2. イ:賦課  ウ:減少  エ:増やす

正答です。

選択肢3. イ:賦課  ウ:増加  エ:減らす

不適当です。

選択肢4. イ:賦課  ウ:増加  エ:増やす

不適当です。

選択肢5. イ:積立  ウ:減少  エ:減らす

不適当です。

選択肢6. イ:積立  ウ:減少  エ:増やす

不適当です。

選択肢7. イ:積立  ウ:増加  エ:減らす

不適当です。

選択肢8. イ:積立  ウ:増加  エ:増やす

不適当です。

まとめ

年金の仕組みと課題についても頻出事項です。

行政用語とともに覚えておきましょう。

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