大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問32 (公共,政治・経済(第2問) 問2)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問32(公共,政治・経済(第2問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

地元の自治体で開催される若者議会に参加するために、生徒A、生徒B、生徒Cの三人が報告の準備をしている。次の問いに答えよ。

三人は、若い世代の負担と老後の経済生活に対する備えについて考えるために、「公共」の授業ノートで紹介されていた、スウェーデン、日本、アメリカの3か国の社会保障に関するデータを調べた。ノートには、表1の、財務省がまとめた、国民所得(NI)に対する租税負担と社会保険料負担の合計の割合である「国民負担率(対NI比)」のデータ、及び、表2の「50歳代までに行った老後の生活に向けてしていたこと」をまとめたデータが紹介されていた。後の会話文を読み、Xは3か国のうちどの国にあてはまるか、そしてXに対応する国は、後のア~ウのどれにあたるのか、その組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

A:表1と表2のデータを比較してみると、国ごとの社会保障費の負担に関連した、老後に向けての準備状況の特徴がよく見えてくる。
B:国民負担率が最も高い国では、「老後も働いて収入が得られるように職業能力を高める」という回答の比率が、顕著に低くなっているね。
C:逆に、社会保障制度の整備状況が低い国ほど、「預貯金」などのかたちで、自ら老後の生活に向けて準備しておくことが必要になってくるようだ。国ごとの社会保障制度に対応するかたちで、個人の負担状況も変わるという傾向が見えてくるね。
A:たしかに、国民負担率が3か国のなかで最も低かった国では、「預貯金」「債券・株式の保有、投資信託」と「老後も働いて収入が得られるように職業能力を高める」という回答の比率が、最も高くなっている。
B:もっとも、単純な相関とは言えないね。3か国を比較すると、ちょうど国民負担率が中間だった国では、「個人年金への加入」と「債券・株式の保有、投資信託」という回答の比率が最も低くなっているからだ。
C:国民負担率と社会保障制度の国ごとの違いについて考えることは、だれがどのように負担するか、若いうちから将来に対する準備をどのようにしておくべきかを考える上で、重要なポイントだね。
問題文の画像
  • 表1のXの国名:スウェーデン  Xに対応する表2が示す国の記号:ア
  • 表1のXの国名:スウェーデン  Xに対応する表2が示す国の記号:イ
  • 表1のXの国名:スウェーデン  Xに対応する表2が示す国の記号:ウ
  • 表1のXの国名:日本  Xに対応する表2が示す国の記号:ア
  • 表1のXの国名:日本  Xに対応する表2が示す国の記号:イ
  • 表1のXの国名:日本  Xに対応する表2が示す国の記号:ウ
  • 表1のXの国名:アメリカ  Xに対応する表2が示す国の記号:ア
  • 表1のXの国名:アメリカ  Xに対応する表2が示す国の記号:イ
  • 表1のXの国名:アメリカ  Xに対応する表2が示す国の記号:ウ

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