大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問11 (公共,倫理(第4問) 問2)
問題文
C:今日、倫理の授業で、(a)清き明き心や禊・祓いが話に出てきたでしょ。ちょうどこの前、いとこが厄年だから、神社でお祓いを受けてきたって言ってたんだ。
D:へー。「穢れがとれて、きれいさっぱり!」ってなるのかな。日本人はきれい好きだって、よく言われるもんね。
C:きれい好きといえば、少年野球でピッチャーやってたとき、四番バッターとの対決を避けて敬遠したら、敵チームから「きたないぞ」って言われて、ムッときたことを思い出したよ。「ルール違反しているわけじゃないのに、何言ってんの?」って。
D:確かに、行為についてもそうだし、人についても、「いい」「悪い」じゃなくて、「きれい」「きたない」で評価することも多いかも。
C:「結果はともかく、一生懸命やりなさい」みたいに、(b)純粋な心で、全力で事に当たることばっかりを大事にするみたいなところもあるよね。
D:「一生懸命」って、もともとは、(c)武士が命を懸けて先祖代々の領地を守ろうとしたっていう「一所懸命」が変化してできた言葉らしいよね。
C:いずれにしても、(d)一つのことにまっすぐ、っていうことかな。
D:それとちょっと似たような発想だと思うんだけど、我が家ではずっと、「自分の気持ちに素直に生きなさい」って言われてきたよ。
C:だけど、(e)自分の気持ちに素直に生きているからって、好き勝手をしたり、人に迷惑をかけたりしてもいいってなっちゃったら、それは違うんじゃない?
D:でも、まっすぐで深い思いとか純粋な心とかって、やっぱり魅力的に感じるんだよね。「ルールを守ってさえいればいいでしょ」っていうのは、なんか冷たいような気もして。
C:そういう感覚、自分にも確かにあるなぁ。どっちがいいとも言い切れないよね。
下線部(b)に関連して、望ましい心のあり方を考察した江戸時代の人物の説明として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問11(公共,倫理(第4問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
C:今日、倫理の授業で、(a)清き明き心や禊・祓いが話に出てきたでしょ。ちょうどこの前、いとこが厄年だから、神社でお祓いを受けてきたって言ってたんだ。
D:へー。「穢れがとれて、きれいさっぱり!」ってなるのかな。日本人はきれい好きだって、よく言われるもんね。
C:きれい好きといえば、少年野球でピッチャーやってたとき、四番バッターとの対決を避けて敬遠したら、敵チームから「きたないぞ」って言われて、ムッときたことを思い出したよ。「ルール違反しているわけじゃないのに、何言ってんの?」って。
D:確かに、行為についてもそうだし、人についても、「いい」「悪い」じゃなくて、「きれい」「きたない」で評価することも多いかも。
C:「結果はともかく、一生懸命やりなさい」みたいに、(b)純粋な心で、全力で事に当たることばっかりを大事にするみたいなところもあるよね。
D:「一生懸命」って、もともとは、(c)武士が命を懸けて先祖代々の領地を守ろうとしたっていう「一所懸命」が変化してできた言葉らしいよね。
C:いずれにしても、(d)一つのことにまっすぐ、っていうことかな。
D:それとちょっと似たような発想だと思うんだけど、我が家ではずっと、「自分の気持ちに素直に生きなさい」って言われてきたよ。
C:だけど、(e)自分の気持ちに素直に生きているからって、好き勝手をしたり、人に迷惑をかけたりしてもいいってなっちゃったら、それは違うんじゃない?
D:でも、まっすぐで深い思いとか純粋な心とかって、やっぱり魅力的に感じるんだよね。「ルールを守ってさえいればいいでしょ」っていうのは、なんか冷たいような気もして。
C:そういう感覚、自分にも確かにあるなぁ。どっちがいいとも言い切れないよね。
下線部(b)に関連して、望ましい心のあり方を考察した江戸時代の人物の説明として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- 中江藤樹は、親子の間に生じる愛敬の心を、天地自然を貫く上下定分の理に基づくものとし、全ての人間関係に通じると述べた。
- 熊沢蕃山は、人々の親愛和合を実現するために、日常生活において忠信と恕を実践することで、誠に近づくことを求めた。
- 契沖は、『古事記』の実証的な文献研究に基づいて、「もののあはれ」を日本人の心の理想であると述べて、国学の先駆者となった。
- 賀茂真淵は、『万葉集』を中心とする古典研究から、古代日本人の心の特徴を、おおらかな「ますらをぶり」にあるとした。
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この過去問の解説 (2件)
01
江戸時代に関する問いです。
適切な選択肢ではありません。
「上下定分の理」は林羅山が説いたものです。
適切な選択肢ではありません。
「忠信と恕」を実践したのは、古義学の伊藤仁斎です。
適切な選択肢ではありません。
「もののあはれ」を日本人の心の理想であると述べたのは本居宣長です。
適切な選択肢です。
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02
望ましい心のあり方を考察した江戸時代の人物の知識を問われている問題です。
不適当です。
「上下定分の理」について述べたのは、朱子学派儒学者である林羅山です。
※中江藤樹は、朱子学を批判する陽明学派儒学者です。
不適当です。
「忠信と恕、誠」について述べたのは、「古義学の祖」と呼ばれる儒学者伊藤仁斎です。
※熊沢蕃山は、「経世済民」などを説いた陽明学派儒学者です。
不適当です。
「もののあはれ」を心の理想であると述べたのは、
『古事記』の実証的な文献研究に基づいて『古事記伝』を著した国学者本居宣長です。
※契沖は、『万葉集』の実証的な文献研究に基づいて『万葉代匠記』を著した国学者です。
適当です。
賀茂真淵は、『万葉集』や『源氏物語』などの古典研究で知られる国学者です。
「ますらをぶり(益荒男振り)」とは、「男性的で大らかな歌風」を意味しています。
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