大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問2 (公共,倫理(第3問) 問2)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問2(公共,倫理(第3問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

次の場面1の会話文を読み、後の問いに答えよ。

場面1  生徒Aと生徒Bが、文化祭の後片付けをしながら次の会話をしている。

A:クラスの出し物もうまくいったし、文化祭は楽しかったね。
B:そうだね。クラスの出し物のことで自分たちの意見が通らなかったときは悔しかったけれど、実際にやってみると楽しかった。やっぱり、やりたいことを好きなようにやることだけが幸せじゃないんだなって思ったよ。(a)幸せになるためにはどうすればよいのかって、考えさせられた。
A:そうだね。私は、自分が道徳的によい人間であれば、幸せになれると思っている。だけど、それ以外にもいろいろな考えがあるよね。
B:倫理の授業で(b)様々な宗教の戒律について学んだけど、戒律や宗教的な教えを実践することで救済が与えられたり、解脱に至ることができたりというように、何かに従うことが幸せにつながるという考え方もあるよね。
A:確かにそうだよね。宗教では、戒律に従うことが大切ってことなのかな。イエスは(c)律法を形だけ守るような生き方を批判していたよね。
B:言われたことを形だけ行っていればいいということじゃなくて、どういう理由でそれを行うかが大切ってこと?
A:どうだろう。今度一緒に調べてみようか。

下線部(b)に関連して、戒律や宗教的実践についての説明として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • ユダヤ教では、神に選ばれた民は律法に従わずとも救われるとする選民思想が生まれたが、預言者たちはそれを批判し、律法に立ち戻るよう説いた。
  • ヴァルダマーナ(マハーヴィーラ)は、不殺生(アヒンサー)や禁欲などの戒律を厳格に守るように説き、彼の教えはバラモン教として広まった。
  • ウパニシャッド哲学では、輪廻から解脱すべきことが説かれ、世俗から離れて瞑想や断食などの修行に励む必要があるという考えが現れた。
  • イスラームでは、シャリーアに基づいて禁止されているものをハラールと呼び、その規定は食品や日用品だけではなく、行為にまで適用される。

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