大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問48 (公共,政治・経済(第5問) 問3)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問48(公共,政治・経済(第5問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

生徒X、生徒Y、生徒Zは、「政治・経済」の授業で関心をもった問題について調べることにし、調べる内容について次のように話し合っている。これに関して、後の問いに答えよ。

X:今日の授業では日本における労働や賃金格差の問題について学習したけれど、こういった問題が生じているのは日本だけではなさそうだね。諸外国における労働問題や(a)さまざまな格差と貧困の問題についても知りたいな。
Y:私も(b)日本以外の国の労働問題について調べてみたいと思ったんだ。(c)労働環境と福祉政策との関係についても気になるところだよ。
Z:そうだね。さらにいえば、(d)労働法や労働組合など、働いている人を守る仕組みは国によってどのように違うのかな。
X:私は(e)労働組合の組織率が労働時間や労働生産性とどのように関係しているのかについても、国際比較をしてみたいな。
Y:それでは、労働問題を中心に、本を読んだりデータを集めたりして国際比較をしていく中で、(f)日本における労働や雇用の特徴についてもさらに考えていこうか。

下線部(c)に関連して、生徒X、生徒Y、生徒Zが、「すべての人が働きやすく、生きやすい社会はどうしたら実現できるか」について話し合っている。次の会話文中の空欄( ア )に当てはまる語句と空欄( イ )に当てはまる記述の組合せとして最も適当なものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

X:私はこれまで意識してこなかったけれど、不慮の事故や病気はだれにでも起こりうるし、年をとるにつれてさまざまなリスクは高まっていくよね。現役世代を含めたすべての世代のだれもが安心して暮らせる社会の実現のためには、何が必要になってくるのかな。
Y:まずは、高齢者や障害者も社会の中でほかの人々と同じような暮らしを送り、ともに生活するという( ア )という考え方が重要だよね。
Z:その点、高齢者や障害者にとって生活の支障となるものを取り除こうというバリアフリーの取組みは、日本でも法律的な裏づけも得て一般化してきているよ。
X:バリアフリー化が進めば、雇用の障壁となっている問題も改善しそうだね。
Y:現在、国、地方公共団体や企業などに対して、( イ )が法律で義務づけられているのは、雇用における問題の改善が早急に求められるということを示しているとも考えられるね。
Z:だとすれば、法律は国会で制定され、改正されるものだから、18歳以上の高校生ももっている選挙権は、社会の変化を促すことにつながっているといえるね。

( ア )に当てはまる語句
a  ワーク・ライフ・バランス
b  ノーマライゼーション

( イ )に当てはまる記述
c  定年制を廃止すること
d  障害者を職員や従業員の一定比率以上雇用すること
  • ア ― a  イ ― c
  • ア ― a  イ ― d
  • ア ― b  イ ― c
  • ア ― b  イ ― d

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