大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問10 (公共,倫理(第4問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問10(公共,倫理(第4問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

ある大学のオープンキャンパスで、高校生Dと日本思想を専攻する大学院生Eが話をしている。次の会話文を読み、後の問いに答えよ。

D:倫理の授業で、日本ではさまざまな思想が交わったり、対決したりしないまま、それぞれ別々に存在していただけで、結局、新たな個性が生まれなかったっていう考えが紹介されたんです。そのとおりだとすると、ちょっと残念かなって。
E:確かにそういう面もあるけど、外来思想と対話し、伝統を踏まえながら、独自の思想を形成した例もあるんだよ。
D:そうなんですか?
E:日本思想の流れを振り返ってみようか。まず、(a)神々への信仰が古くからあったところに、諸外国からあらたに思想や文化が入ってくることで、独自の思想が醸成されていったんだ。
D:(b)仏教も日本で独自の展開を見せたんですよね。
E:江戸時代には、(c)外来思想を独自に展開させた思想家も多く出てきたし、日本古来の伝統を見直そうとする人々もいたよ。
D:そういえば、明治時代には、(d)西洋文明をどのように受け止めるか、いろんな人が試行錯誤したって学んだなぁ。外来思想をひたすら受け入れていただけではない、ってことですね。

下線部(a)に関して、日本における神々への信仰と外来思想との関係の説明として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
  • 仏教が日本に伝えられた当初、仏は蕃神などと呼ばれ、神の一種として受け止められた。
  • 仏教が定着する過程で、仏を本地、神を垂迹とする本地垂迹説が登場し、それ以後、仏と神の関係は固定された。
  • 山崎闇斎は、中世の伊勢神道や吉田神道とは異なる発想から、神道と陽明学を結びつけた垂加神道を唱えた。
  • 平田篤胤は、従来の神道に混在する儒教や仏教などの外来的要素を排し、死後の霊魂の存在を否定する復古神道を説いた。

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