大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問31 (<旧課程>現代社会(第5問) 問4)
問題文
シミズさんは、これまで調べた内容を、中間発表することにした。その準備の際、文化的な背景の違いを越えて人々が暮らす社会を実現することが重要だと考えた。そこで海外での事例を調べたところ、次のような取組みを知った。この取組みとして考えられるものを後のア〜ウからすべて選んだとき、その組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。
取組み
国は、国内に複数の文化集団が存在することを認識し、それぞれの文化集団が元々継承してきた文化を尊重するため公的支援を行う。
ア A国は、各文化集団の子どもたちに対して、自身が属する文化集団への理解を促進するため、文化集団の作法を説明した副読本作成の助成金を文化集団ごとに提供し、その副読本を公立学校で配布している。
イ B国は、生活のために自然破壊を伴う習慣をもつ文化集団に対して、国土の自然保護のため、生活習慣の変更を求め、現在暮らしている国立公園内の居住地から都市への集団移住を推進している。
ウ C国は、国内に居住する様々な文化集団の活動を支援するため、伝統行事を体験するイベントに対して予算措置を行ったり、支援法を制定したりすることで、各文化集団の伝統が維持・継続できるようにしている。
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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問31(<旧課程>現代社会(第5問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
シミズさんは、これまで調べた内容を、中間発表することにした。その準備の際、文化的な背景の違いを越えて人々が暮らす社会を実現することが重要だと考えた。そこで海外での事例を調べたところ、次のような取組みを知った。この取組みとして考えられるものを後のア〜ウからすべて選んだとき、その組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。
取組み
国は、国内に複数の文化集団が存在することを認識し、それぞれの文化集団が元々継承してきた文化を尊重するため公的支援を行う。
ア A国は、各文化集団の子どもたちに対して、自身が属する文化集団への理解を促進するため、文化集団の作法を説明した副読本作成の助成金を文化集団ごとに提供し、その副読本を公立学校で配布している。
イ B国は、生活のために自然破壊を伴う習慣をもつ文化集団に対して、国土の自然保護のため、生活習慣の変更を求め、現在暮らしている国立公園内の居住地から都市への集団移住を推進している。
ウ C国は、国内に居住する様々な文化集団の活動を支援するため、伝統行事を体験するイベントに対して予算措置を行ったり、支援法を制定したりすることで、各文化集団の伝統が維持・継続できるようにしている。
- アとイとウ
- アとイ
- アとウ
- イとウ
- ア
- イ
- ウ
- 取組みとして考えられるものはない
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この過去問の解説 (1件)
01
多文化共生に関する問題です。
〇記述ア:正しい
記述アは、各文化集団の文化を尊重し理解を促進するための取組みであり、
多文化共生の考え方に合致しています。
〇記述イ:誤り
記述イは、文化集団の生活習慣の変更を求めており、
多文化共生の考え方に反しています。
〇記述ウ:正しい
記述ウは、各文化集団の伝統が維持・継続できるように支援しており、
多文化共生の考え方に合致しています。
よって、正しい組み合わせは「アとウ」となります。
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