大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問18 (<旧課程>現代社会(第3問) 問3)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問18(<旧課程>現代社会(第3問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

高校生のタカギさんとナカタさんは、現代社会の授業で近年の科学技術の進展と社会のあり方について学んだ。その後、そこにどのような課題があるのかをより掘り下げて考えたいと思い、夏休みの課題探究のテーマとした。次の会話文を読み、後の問いに答えよ。

会話文
タカギ:再生医療の進展には、目覚ましいものがあるよね。例えば、ヒトの皮膚細胞から( ア )の生成に成功した山中伸弥さんが2012年にノーベル賞を受賞したよね。
ナカタ:うん、知ってるよ。( ア )は、( イ )つくられるんだよね。網膜の治療に使われるなど、実用化に向けた様々な研究が進められているんだって。今まで治療方法のなかった人のなかには希望をもてる人もいるよね。
タカギ:他にも、実用化はされていないけど、例えば、a 女性の卵子と( ア )由来の精子を体外で受精させて、その受精卵を女性の胎内に戻すことで出産が理論上可能なんだって。
ナカタ:体外受精をはじめとする生殖補助医療の利用は、b 子どもが欲しいけれど授からない場合などには確かに様々なメリットがありそうだね。
タカギ:一方で、生殖補助医療をはじめとするc 科学技術の進展によって、今までの法制度を再考することが必要みたいだよ。例えば、夫婦以外の第三者の精子や卵子を使用して出産する場合、その子どもにとっての法的な親が誰になるのかを決める必要があるんだって。
ナカタ:このような背景もあって、d 国会で議論されているらしいよ。

下線部bに関して、子ども等についての記述として正しいものを次のア〜ウからすべて選んだとき、その組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

ア  子ども(児童)の権利条約は、子どもが意見を表明する権利を定めている。
イ  日本国憲法は、国民に対して、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負わせている。
ウ  日本の少年法は、少年を18歳未満の者と定めている。
  • アとイとウ
  • アとイ
  • アとウ
  • イとウ
  • 正しいものはない

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この過去問の解説 (3件)

01

ア.子ども(児童)の権利条約は、子どもが意見を表明する権利を定めている。

正しいです。

 

子ども(児童)の権利条約は、18歳未満の子どもが守られる対象であるだけでなく、

権利をもつ主体であることを明確にしました。

 

子ども(児童)の権利条約 第12条の1
 締約国は、自己の意見を形成する能力のある児童がその児童に影響を及ぼすすべての事項について自由に自己の意見を表明する権利を確保する

 この場合において、児童の意見は、その児童の年齢及び成熟度に従って相応に考慮されるものとする。
 

 

イ.日本国憲法は、国民に対して、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負わせている。

正しいです。

 

日本国憲法 第26条
 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。義務教育は、これを無償とする。
※子女…子どもを丁寧に表現した言葉で、男女を合わせたすべての子どものことです。

 

 

ウ.日本の少年法は、少年を18歳未満の者と定めている。

誤りです。

 

少年法 第2条
 この法律で「少年」とは、20歳に満たない者をいい、 「成人」とは、満20歳以上の者をいう。
 

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02

子どもの権利に関する問題です。それぞれの選択肢を見ていきましょう。

 

【子ども(児童)の権利条約は、子どもが意見を表明する権利を定めている。】

正しい文章です。

【日本国憲法は、国民に対して、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負わせている。】

正しい文章です。

【日本の少年法は、少年を18歳未満の者と定めている。】

間違った文章です。少年法では20歳未満の人を「少年」と定めています。

答えはこれらに該当する選択肢を選んで下さい。

 

 

子ども(児童)の権利条約

1989年に国連総会で採択されました。日本は1994年に批准しています。

18歳未満を「子ども」と位置づけ、意見の表明権や教育を受ける権利、表現、思想・良心の自由、虐待や搾取、薬物からの保護などの内容が定められています。

 

・日本国憲法の国民の三大義務

教育を受けさせる義務勤労の義務納税の義務

 

少年法

民法の改正により、成人年齢は18歳になりましたが、上記の通り少年法では20歳未満の人を「少年」と定めています。

2022年から、18・19歳は特定少年という位置づけが適用され、厳罰化の対象となるなど今までとは違っています。

まとめ

いかがでしょうか。問題としては簡単だったかも知れませんが、子どもの権利条約と日本の少年法では、子どもの定義が違っています。こういった点などに注意して復習して下さい。

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03

子ども等についての記述に関する問題です。


〇記述ア:正しい

子ども(児童)の権利条約では子どもが意見を表明する権利(第12条)を定めています。

 

〇記述イ:正しい

日本国憲法には国民の三大義務として、納税の義務、勤労の義務、

そして保護する子女に普通教育を受けさせる義務が定められています。

 

〇記述ウ:誤り

少年法では、少年を20歳未満の者と定めています。

ただし、2022年4月の民法改正により成年年齢が18歳に引き下げられたことを受けて、

18歳および19歳の者については特定少年として18歳未満とは異なる規定が適用されます。


よって、正しい記述はアとイです。

選択肢1. アとイとウ

誤りです。

誤答「ウ」が含まれています。

選択肢2. アとイ

正しいです。

選択肢3. アとウ

誤りです。

誤答「ウ」が含まれており、正答「イ」が含まれていません。

選択肢4. イとウ

誤りです。

誤答「ウ」が含まれており、正答「ア」が含まれていません。

選択肢5. ア

誤りです。

正答「イ」が含まれていません。

選択肢6. イ

誤りです。

正答「ア」が含まれていません。

選択肢7. ウ

誤りです。

誤答「ウ」が含まれており、正答「ア」「イ」が含まれていません。

選択肢8. 正しいものはない

誤りです。

「ア」「イ」は正しいです。

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