大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問16 (<旧課程>現代社会(第3問) 問1)
問題文
会話文
タカギ:再生医療の進展には、目覚ましいものがあるよね。例えば、ヒトの皮膚細胞から( ア )の生成に成功した山中伸弥さんが2012年にノーベル賞を受賞したよね。
ナカタ:うん、知ってるよ。( ア )は、( イ )つくられるんだよね。網膜の治療に使われるなど、実用化に向けた様々な研究が進められているんだって。今まで治療方法のなかった人のなかには希望をもてる人もいるよね。
タカギ:他にも、実用化はされていないけど、例えば、a 女性の卵子と( ア )由来の精子を体外で受精させて、その受精卵を女性の胎内に戻すことで出産が理論上可能なんだって。
ナカタ:体外受精をはじめとする生殖補助医療の利用は、b 子どもが欲しいけれど授からない場合などには確かに様々なメリットがありそうだね。
タカギ:一方で、生殖補助医療をはじめとするc 科学技術の進展によって、今までの法制度を再考することが必要みたいだよ。例えば、夫婦以外の第三者の精子や卵子を使用して出産する場合、その子どもにとっての法的な親が誰になるのかを決める必要があるんだって。
ナカタ:このような背景もあって、d 国会で議論されているらしいよ。
上の会話文中のアには次のP・Qの語句のいずれかが、イには次のR・Sの記述のいずれかが入る。ア・イに当てはまるものの組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。
アに入る語句
P ES細胞
Q iPS細胞
イに入る記述
R 受精卵の初期段階の胚を壊して
S ヒトの体細胞に特定の遺伝子を導入して
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問16(<旧課程>現代社会(第3問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
会話文
タカギ:再生医療の進展には、目覚ましいものがあるよね。例えば、ヒトの皮膚細胞から( ア )の生成に成功した山中伸弥さんが2012年にノーベル賞を受賞したよね。
ナカタ:うん、知ってるよ。( ア )は、( イ )つくられるんだよね。網膜の治療に使われるなど、実用化に向けた様々な研究が進められているんだって。今まで治療方法のなかった人のなかには希望をもてる人もいるよね。
タカギ:他にも、実用化はされていないけど、例えば、a 女性の卵子と( ア )由来の精子を体外で受精させて、その受精卵を女性の胎内に戻すことで出産が理論上可能なんだって。
ナカタ:体外受精をはじめとする生殖補助医療の利用は、b 子どもが欲しいけれど授からない場合などには確かに様々なメリットがありそうだね。
タカギ:一方で、生殖補助医療をはじめとするc 科学技術の進展によって、今までの法制度を再考することが必要みたいだよ。例えば、夫婦以外の第三者の精子や卵子を使用して出産する場合、その子どもにとっての法的な親が誰になるのかを決める必要があるんだって。
ナカタ:このような背景もあって、d 国会で議論されているらしいよ。
上の会話文中のアには次のP・Qの語句のいずれかが、イには次のR・Sの記述のいずれかが入る。ア・イに当てはまるものの組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。
アに入る語句
P ES細胞
Q iPS細胞
イに入る記述
R 受精卵の初期段階の胚を壊して
S ヒトの体細胞に特定の遺伝子を導入して
- ア ― P イ ― R
- ア ― P イ ― S
- ア ― Q イ ― R
- ア ― Q イ ― S
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
iPS細胞に関する問題です。
〇空欄ア:正答 Q「iPS細胞」
ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さんの研究は、
iPS細胞に関するものです。
iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、
ヒトの体細胞に特定の遺伝子を導入してつくられます。
よって、空欄アにはQ「iPS細胞」が入ります。
幹細胞として、ES細胞(胚性幹細胞)もありますが、
ES細胞は受精卵の初期段階の胚を壊してつくられるため、
倫理的な問題が指摘されています。
〇空欄イ:正答 S「ヒトの体細胞に特定の遺伝子を導入して」
iPS細胞は、ヒトの体細胞に特定の遺伝子を導入してつくられます。
よって、空欄イにはS「ヒトの体細胞に特定の遺伝子を導入して」が入ります。
なお、R「受精卵の初期段階の胚を壊して」はES細胞に関する記述です。
よって、ア ― Q、イ ― Sが正しい組み合わせとなります。
「ア ― P」、「イ ― R」が誤りです。
「ア ― P」が誤りです。
「イ ― R」が誤りです。
正答です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問15)へ
令和6年度(2024年度)追・再試験 問題一覧
次の問題(問17)へ