大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問88 (<旧課程>政治・経済(第3問) 問8)
問題文
経済成長とグローバル化
1.経済活動と市場
〇経済活動と生み出されるa付加価値
〇bGDP(国内総生産)の分配
〇市場メカニズムと資源配分の最適化
〇c市場の失敗
2.経済成長と社会
〇経済成長とd物価
〇高度成長期とe公害問題
〇f景気循環と暮らし
〇持続的成長のための課題
3.グローバル化する経済
〇国内の生産構造とg貿易
〇貿易によるh国内市場への影響
〇国境をこえた労働力や資本の移動
〇公害問題の対応から環境問題の対応へ
〇持続可能な社会の構築のために
生徒Yは、下線部hについて学習を進め、安価な冷凍野菜の輸入解禁が国内の生鮮野菜市場に与える影響を考えた。ただし、生鮮野菜の供給は国内のみから、冷凍野菜の供給は国外のみからであるとし、冷凍野菜の輸入解禁以外の変化は生鮮野菜市場において起こっていないものとする。さらに、消費者は、生鮮野菜の価格が高いほど、生鮮野菜より冷凍野菜を好んで購入する傾向にあるとする。このとき、冷凍野菜の輸入の解禁前と解禁後の、生鮮野菜の需要曲線を表す図として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問88(<旧課程>政治・経済(第3問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
経済成長とグローバル化
1.経済活動と市場
〇経済活動と生み出されるa付加価値
〇bGDP(国内総生産)の分配
〇市場メカニズムと資源配分の最適化
〇c市場の失敗
2.経済成長と社会
〇経済成長とd物価
〇高度成長期とe公害問題
〇f景気循環と暮らし
〇持続的成長のための課題
3.グローバル化する経済
〇国内の生産構造とg貿易
〇貿易によるh国内市場への影響
〇国境をこえた労働力や資本の移動
〇公害問題の対応から環境問題の対応へ
〇持続可能な社会の構築のために
生徒Yは、下線部hについて学習を進め、安価な冷凍野菜の輸入解禁が国内の生鮮野菜市場に与える影響を考えた。ただし、生鮮野菜の供給は国内のみから、冷凍野菜の供給は国外のみからであるとし、冷凍野菜の輸入解禁以外の変化は生鮮野菜市場において起こっていないものとする。さらに、消費者は、生鮮野菜の価格が高いほど、生鮮野菜より冷凍野菜を好んで購入する傾向にあるとする。このとき、冷凍野菜の輸入の解禁前と解禁後の、生鮮野菜の需要曲線を表す図として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
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この過去問の解説 (3件)
01
価格弾力性についての知識が問われています。
双方を比べたとき、同一の価格変化が起きたときの数量の変化(変化率)が大きい方が弾力的といえます。
「生鮮野菜の価格が高いほど、生鮮野菜より冷凍野菜を好んで購入する傾向」とありますから、冷凍野菜が「解禁後」は生鮮野菜は価格弾力性が「解禁前」より弾力的になり、数量変化率は大きくなります。
「安価な冷凍野菜の」という部分に注目すると、「解禁前」より「解禁後」のほうが、グラフの縦軸の値は常に小さくなることも判断できると思います。
不適当です。
解禁前よりも解禁後の方が価格変化に対する数量の変化が小さくなってしまっています。
正答です。
解禁後のグラフは価格軸の値が常に解禁前のグラフよりも小さく、価格1単位あたりの変化も大きいので適切なグラフとなっています。
不適当です。
価格の値に関し、解禁前のグラフの方が解禁後よりも小さくなっています。
不適当です。
解禁前の方が、解禁後よりも価格の値が小さい上に、数量の変化率も解禁前の方が大きくなっています。
価格弾力性は需要量(数量)÷価格で求められますので、グラフをよく見て冷静に判断しましょう。
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02
問題文中の記述を読み解き、正しいグラフの選択肢を選ぶ問題です。
問題文中から「消費者は、生鮮野菜の価格が高いほど、生鮮野菜より冷凍野菜を好んで購入する傾向にある」ことがわかります。
よって、生産野菜の価格が高い場合ほど、
生産野菜から冷凍野菜への置き換えが行われ、
需要量が減ると考えられます。
価格が高い領域では需要量(グラフ上では数量)が変化していない一方で、
価格の低い領域では大きく減少がみられます。
よって、価格が高いほど需要量が減少するグラフとしては不適当です。
価格が高い領域では需要量(グラフ上では数量)が大きく減少する一方で、
価格の低い領域ではあまり変化が見られません。
よって、正しいです。
価格が高い領域では需要量(グラフ上では数量)が大きく増加する一方で、
価格の低い領域ではあまり変化が見られません。
よって、価格が高いほど需要量が減少するグラフとしては不適当です。
価格が高い領域では需要量(グラフ上では数量)があまり変化しない一方で、
価格の低い領域では大きく増加しています。
よって、価格が高いほど需要量が減少するグラフとしては不適当です。
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03
価格弾力性についての問題です。
この問題では需要曲線に焦点が当たっているので、その部分をおさらいしましょう。
まず、問題の文章から「消費者は、生鮮野菜の価格が高いほど、生鮮野菜より冷凍野菜を好んで購入する傾向にある」とあります。
このことから、
「生鮮野菜=ぜいたく品」ととらえることができます。
では、ぜいたく品のような需要曲線はどのようなグラフになったでしょうか、それが今回の問題のポイントです。
※ちなみに冷凍野菜の解禁後、生鮮野菜の需要は解禁前よりも減りますから、解禁後のグラフは解禁前よりも内側にくることになります。
・生活必需品→グラフの傾きが急。価格が高くても低くても、必要な物なのでそれほど数量は変化しない。
・ぜいたく品→グラフの傾きが緩やか。価格が上がることによる数量の変化が大きい。
この内容をきちんと押えて選択肢を見て下さい。
解禁前よりも内側にグラフがありますが、これは価格による数量の変化が少ないですね。
よってこの選択肢は不適切となります。
解禁前よりも内側にグラフがありますし、価格が少し上がるだけでも数量は大きく変化します。
よってこれが冷凍野菜の輸入解禁後の生鮮野菜のグラフとなります。この選択肢が正解です。
解説にあるように、冷凍野菜の解禁後、生鮮野菜の需要は解禁前よりも減りますから、解禁後のグラフは解禁前よりも内側にくることになります。
よってこの選択肢は不適切となります。
解説にあるように、冷凍野菜の解禁後、生鮮野菜の需要は解禁前よりも減りますから、解禁後のグラフは解禁前よりも内側にくることになります。
よってこの選択肢は不適切となります。
いかがでしょうか。
価格弾力性について、供給曲線のほうも少しだけ振り返っておきましょう。
・農作物→グラフの傾きが急。例え需要があって価格を上げたとしても、急に大量生産できるわけではないので数量の変化が小さい。
・工業製品→グラフの傾きが緩やか。農作物とは違い需要があれば大量生産が可能なため、数量の変化が大きい。
一度理解してしまえば定着し易い分野だと思います。
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