大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問87 (<旧課程>政治・経済(第3問) 問7)
問題文
経済成長とグローバル化
1.経済活動と市場
〇経済活動と生み出されるa付加価値
〇bGDP(国内総生産)の分配
〇市場メカニズムと資源配分の最適化
〇c市場の失敗
2.経済成長と社会
〇経済成長とd物価
〇高度成長期とe公害問題
〇f景気循環と暮らし
〇持続的成長のための課題
3.グローバル化する経済
〇国内の生産構造とg貿易
〇貿易によるh国内市場への影響
〇国境をこえた労働力や資本の移動
〇公害問題の対応から環境問題の対応へ
〇持続可能な社会の構築のために
下線部gに関連して、生徒Yは、比較優位について復習するため、次の表のようなモデルケースを考え、後のメモを作成した。表は、自動車とオレンジのみを生産するA国とB国の、A国における技術革新以前・以後における、それぞれの財を単位生産するために必要な労働力の量を示したものである。ただし、いずれの国、いずれの財の生産においても必要な生産要素は労働力のみとする。後の数値a~cのうち、表中とメモ中の空欄アに当てはまる数値として正しいものはどれか。当てはまるものをすべて選び、その組合せとして最も適当なものを、後のうちから一つ選べ。
メモ
A国の技術革新以後にA国における自動車単位を生産するために必要な労働力の量が( ア )人であるとき、A国の技術革新以前と技術革新以後で、自動車生産に比較優位をもつ国が変わる。
アに当てはまる数値
a 15
b 10
c 5
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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問87(<旧課程>政治・経済(第3問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
経済成長とグローバル化
1.経済活動と市場
〇経済活動と生み出されるa付加価値
〇bGDP(国内総生産)の分配
〇市場メカニズムと資源配分の最適化
〇c市場の失敗
2.経済成長と社会
〇経済成長とd物価
〇高度成長期とe公害問題
〇f景気循環と暮らし
〇持続的成長のための課題
3.グローバル化する経済
〇国内の生産構造とg貿易
〇貿易によるh国内市場への影響
〇国境をこえた労働力や資本の移動
〇公害問題の対応から環境問題の対応へ
〇持続可能な社会の構築のために
下線部gに関連して、生徒Yは、比較優位について復習するため、次の表のようなモデルケースを考え、後のメモを作成した。表は、自動車とオレンジのみを生産するA国とB国の、A国における技術革新以前・以後における、それぞれの財を単位生産するために必要な労働力の量を示したものである。ただし、いずれの国、いずれの財の生産においても必要な生産要素は労働力のみとする。後の数値a~cのうち、表中とメモ中の空欄アに当てはまる数値として正しいものはどれか。当てはまるものをすべて選び、その組合せとして最も適当なものを、後のうちから一つ選べ。
メモ
A国の技術革新以後にA国における自動車単位を生産するために必要な労働力の量が( ア )人であるとき、A国の技術革新以前と技術革新以後で、自動車生産に比較優位をもつ国が変わる。
アに当てはまる数値
a 15
b 10
c 5
- a
- b
- c
- aとb
- aとc
- bとc
- aとbとc
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この過去問の解説 (3件)
01
比較優位とは、他と比べて効率がいい分野のことを意味します。
技術革新以前は
Aの自動車:オレンジ=20:5=4:1
Bの自動車:オレンジ=10:4=5:2
となり、自動車1単位を作るのにあきらめる量(=機会費用)が小さいのは1/4<2/5でAとなります。
ここで、比較優位が変わるためには(ア)の値でオレンジの5を割った数が2/5より大きくなればいいわけです。
すると
a:2/5>5/15
b:2/5<5/10
c:2/5<5/5
つまり、(ア)に当てはまるのはbとcということになります。
不適当です。
不適当です。
不適当です。
不適当です。
不適当です。
正答です。
不適当です。
比較優位と機会費用について意味をよく理解しておきましょう。
類題も多く出回っているので、何度か解いておくと迷わずに計算に取り掛かれると思います。
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02
比較生産費説に関する問題です。少し面倒な計算分野になります。しっかりと復習して下さい。
まず、A国とB国がどの商品に比較優位を持っているかを考えましょう。そのためには、機会費用というものを求める方法が一番良いと思います。
機会費用とは、その商品を作るのに必要な生産費用のことです。求める公式は以下のようになります。
〇機会費用=その商品に必要な人数÷もう1つの商品に必要な人数
この数字の小さいほうが、その商品に対して比較優位を持っているということになります。
【A国における技術革新以前の自動車について】
・A国の機会費用:20÷5=4
・B国の機会費用:10÷4=2.5
【A国における技術革新以前のオレンジについて】
・A国の機会費用:5÷20=0.25
・B国の機会費用:4÷10=0.4
よって、A国における技術革新以前は、A国はオレンジに、B国は自動車に比較優位を持っているということになります。
では、どうすれば技術革新以前と以後で、自動車生産に比較優位を持つ国が変わる(B国からA国になる)でしょうか?
それは、技術革新以後におけるA国の自動車生産の機会費用が、B国の2.5よりも小さくなる時です。
つまり、( ア )÷5<2.5を求めます。
( ア )<12.5となりますから、選択肢の中で該当する数字は10と5になります。
比較優位を求める方法は他にもあり、例えばそれぞれの国で【全体の人数÷その商品を作る際に必要な人数】のように計算しても、同じ答えを導き出すことはできます。
ですが、今回ご紹介しているやり方が分かり易いかと思います。方法なので強制はできませんが、ぜひ参考にして下さい。
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03
比較優位とは、ある国が他国に比べて、より少ない機会費用で財を生産できることを指します。
また、機会費用とは、ある財を1単位生産するために犠牲にしなければならない他の財の量のことです。
まず、A国とB国の技術革新以前の機会費用を計算します。
A国, 自動車1単位あたりの機会費用
= オレンジ生産に必要な労働力 / 自動車生産に必要な労働力
= 5人 / 20人
= 0.25オレンジ
B国, 自動車1単位あたりの機会費用
= 4人 / 10人
= 0.4オレンジ
よって、A国がB国よりも機会費用が小さく、
技術革新以前はA国が自動車生産に比較優位をもっています。
つづいて、A国の技術革新以後の機会費用を計算します。
A国, 自動車1単位あたりの機会費用
= 5人 / ( ア )人
= 5 / ( ア )オレンジ
自動車生産に比較優位をもつ国が変わるためには、
B国が自動車生産に比較優位をもつ必要があります。
つまり、B国の自動車1単位あたりの機会費用が、
A国の自動車1単位あたりの機会費用よりも小さくなる必要があります。
0.4 < 5 / ( ア )
( ア ) < 12.5
したがって、アに当てはまる数値は選択肢の中で12.5未満の「b. 10」、「c. 5」となります。
誤りです。
正答「b」「c」が含まれていません。
誤りです。
正答「c」が含まれていません。
誤りです。
正答「b」が含まれていません。
誤りです。
正答「c」が含まれておらず、誤答「a」が含まれています。
誤りです。
正答「b」が含まれておらず、誤答「a」が含まれています。
正解です。
誤りです。
誤答「a」が含まれています。
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