大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問86 (<旧課程>政治・経済(第3問) 問6)
問題文
経済成長とグローバル化
1.経済活動と市場
〇経済活動と生み出されるa付加価値
〇bGDP(国内総生産)の分配
〇市場メカニズムと資源配分の最適化
〇c市場の失敗
2.経済成長と社会
〇経済成長とd物価
〇高度成長期とe公害問題
〇f景気循環と暮らし
〇持続的成長のための課題
3.グローバル化する経済
〇国内の生産構造とg貿易
〇貿易によるh国内市場への影響
〇国境をこえた労働力や資本の移動
〇公害問題の対応から環境問題の対応へ
〇持続可能な社会の構築のために
生徒Yは、講義で配布された下線部fに関する次の資料1〜4を読み直している。資料2〜4は、1989年から1994年までの日本の、GDP、民間設備投資、民間部門の在庫、それぞれの実質額が前年に比べてどのように増減したかを示している。なお、資料2〜4中の空欄ア〜ウには、「GDP」、「民間設備投資」、「民間部門の在庫」のいずれかの語句が当てはまる。空欄ア〜ウに当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを、後のうちから一つ選べ。
資料1
景気循環に関する説明
〇景気循環は、以下のような経過にしたがうといわれる。
・生産の増加に対して需要の増加が十分でないとき、商品の売れ残りが増加し企業の利潤は減少する。
・企業の利潤の減少にともない、雇用は減少し、景気は後退する。
・景気の後退は、企業による生産の抑制や設備投資の減少とさらなる雇用の減少を促し、経済は不況に至る。
・企業による過剰在庫の処分や過剰設備の整理とともに需要が増加し、景気は回復し、さらに好況に向かう。この中で企業の設備投資も活発化し、生産や雇用も増加していく。
〇1989年から1994年までの日本にも、上記のような経過が観察される。
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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問86(<旧課程>政治・経済(第3問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
経済成長とグローバル化
1.経済活動と市場
〇経済活動と生み出されるa付加価値
〇bGDP(国内総生産)の分配
〇市場メカニズムと資源配分の最適化
〇c市場の失敗
2.経済成長と社会
〇経済成長とd物価
〇高度成長期とe公害問題
〇f景気循環と暮らし
〇持続的成長のための課題
3.グローバル化する経済
〇国内の生産構造とg貿易
〇貿易によるh国内市場への影響
〇国境をこえた労働力や資本の移動
〇公害問題の対応から環境問題の対応へ
〇持続可能な社会の構築のために
生徒Yは、講義で配布された下線部fに関する次の資料1〜4を読み直している。資料2〜4は、1989年から1994年までの日本の、GDP、民間設備投資、民間部門の在庫、それぞれの実質額が前年に比べてどのように増減したかを示している。なお、資料2〜4中の空欄ア〜ウには、「GDP」、「民間設備投資」、「民間部門の在庫」のいずれかの語句が当てはまる。空欄ア〜ウに当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを、後のうちから一つ選べ。
資料1
景気循環に関する説明
〇景気循環は、以下のような経過にしたがうといわれる。
・生産の増加に対して需要の増加が十分でないとき、商品の売れ残りが増加し企業の利潤は減少する。
・企業の利潤の減少にともない、雇用は減少し、景気は後退する。
・景気の後退は、企業による生産の抑制や設備投資の減少とさらなる雇用の減少を促し、経済は不況に至る。
・企業による過剰在庫の処分や過剰設備の整理とともに需要が増加し、景気は回復し、さらに好況に向かう。この中で企業の設備投資も活発化し、生産や雇用も増加していく。
〇1989年から1994年までの日本にも、上記のような経過が観察される。
- ア:GDP イ:民間部門の在庫 ウ:民間設備投資
- ア:GDP イ:民間設備投資 ウ:民間部門の在庫
- ア:民間部門の在庫 イ:GDP ウ:民間設備投資
- ア:民間部門の在庫 イ:民間設備投資 ウ:GDP
- ア:民間設備投資 イ:GDP ウ:民間部門の在庫
- ア:民間設備投資 イ:民間部門の在庫 ウ:GDP
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この過去問の解説 (3件)
01
問題文中の記述とグラフの読み取りに基づき、空欄ア〜ウに当てはまる語句の組合せを選ぶ問題です。
資料1の内容を整理すると、景気循環の過程は以下のようになります。
・在庫の増加
・景気の後退(GDP成長率の低下)
・在庫/設備投資の減少
・景気の回復(GDP成長率の上昇)
・設備投資の増加
また、資料2〜4のグラフを確認すると、
以下のような特徴がみられます。
・空欄アは-1兆円~3兆円の幅、空欄イは-10兆円~10兆円の幅、
空欄ウは0~25兆円の幅で変動している。
・空欄イ・ウでは1993年から1994年にかけて回復がみられる。
・低下傾向は空欄イ、空欄ウ、空欄アの順で現れている。
さらに、在庫と設備投資、GDPの特徴は以下の通りです。
・設備投資は未来を見越して行われるため、
景気循環に先行する傾向がある。
・在庫は企業が生産した財が売れ残ったものであり、
景気循環に遅行する傾向がある。
・GDPは現在の経済活動の規模を示す指標である。
これらの特徴を踏まえ、空欄ア〜ウに当てはまる語句の組合せを考えます。
〇空欄ウ:正答「GDP」
GDPは在庫や設備投資に比べて値が大きく、
0を下回りにくいと考えられます。
よって、空欄ウには「GDP」が当てはまります。
〇空欄イ:正答「民間説備投資」
空欄イと空欄アでは、空欄イのほうが先行して低下・回復がみられます。
また、空欄イの回復期は空欄ウの回復期と一致しています。
これらの特徴から、空欄イには「民間設備投資」が当てはまります。
〇空欄ア:正答「民間部門の在庫」
空欄アは空欄イや空欄ウに続いて低下がみられます。
また、空欄イやウが回復した際にも空欄アは低下が続いています。
これらの特徴から、空欄アには「民間部門の在庫」が当てはまります。
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02
景気の後退から回復に至るまでのプロセスを考えてみましょう。
資料1でもありますが、景気の後退期に入っていくと企業は生産活動を抑えるようになり、過剰な在庫をつくらないようにします。そうなると市場に出回る生産物の量が次第に減っていき、ゆくゆくは需要>供給の構図となります。ここから企業は生産を再び増加させていき、景気が回復していく流れになります。
これは、1993年と1994年の間で起きていることが資料2~4から読み取れます。特に1994年において、資料2のグラフがマイナスになると同時に、資料3のグラフが右上がりになっています。つまり、需要>供給の構図に移り変わったことを表しています。
この時点で資料2は民間部門の在庫、資料3は民間設備投資を表したものとなります。残りの資料4はGDPと考えて良いでしょう。
あとは該当する選択肢を選んで下さい。
いかがでしょうか。文章とグラフを見てもピンとこない部分があったかも知れません。
飽くまでそういった時の対処法でしかありませんが、
➀グラフの数字の規模を見ること
➁GDPが対前年比でマイナスになった年はそれ程多くないこと(今回の資料だとマイナスにはなっていません)
これだとざっくりとした判断にしかなりませんが、解答を選択する材料にはなると思いますのでご紹介しておきます。
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03
景気循環に関する問題です。
適切な選択肢ではありません。
適切な選択肢ではありません。
適切な選択肢ではありません。
適切な選択肢です。
イ景気の後退局面で設備投資は減少します。
ウGDPとなります。GDPは3桁兆円、当時で約500兆円と考えられます。経済成長率が2〜3%とするならば
10〜15兆円程度の増減が見込まれます。
適切な選択肢ではありません。
適切な選択肢ではありません。
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