大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問81 (<旧課程>政治・経済(第3問) 問1)
問題文
経済成長とグローバル化
1.経済活動と市場
〇経済活動と生み出されるa付加価値
〇bGDP(国内総生産)の分配
〇市場メカニズムと資源配分の最適化
〇c市場の失敗
2.経済成長と社会
〇経済成長とd物価
〇高度成長期とe公害問題
〇f景気循環と暮らし
〇持続的成長のための課題
3.グローバル化する経済
〇国内の生産構造とg貿易
〇貿易によるh国内市場への影響
〇国境をこえた労働力や資本の移動
〇公害問題の対応から環境問題の対応へ
〇持続可能な社会の構築のために
生徒Xは、下線部aについて身近な例で考えるために、次のメモを作成した。メモ中の空欄ア~オには、それぞれ数値が入る。空欄エ・オに入る数値の組合せとして正しいものを、後のうちから一つ選べ。
国で生産できる財が「小麦」、「小麦粉」、「パン」だけであると仮定し、小麦を生産する農家、その小麦を小麦粉にする製粉会社、その小麦粉でパンを作る製パン会社からなる経済を考える。ここでは、年間に小麦500袋と小麦粉1,000kgとパン10,000個とが生産されたとする。農家は、生産した小麦のすべてを製粉会社に計50万円で販売した。製粉会社は、その小麦をすべて加工して1,000kgの小麦粉を生産し、それをすべて製パン会社に計150万円で販売した。製パン会社は、製粉会社から購入した小麦粉をすべて使って10,000個のパンを製造し、それをすべて消費者に計400万円で販売した。製パン会社、製粉会社、農家のそれぞれの生産に必要な中間投入物は、小麦、小麦粉以外にはないものとする。
ここまでを整理すると次の表のようになる。
以上のような経済活動が行われた場合、製パン会社の生み出した付加価値額は( エ )万円であり、この国のGDPは( オ )万円である。
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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問81(<旧課程>政治・経済(第3問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
経済成長とグローバル化
1.経済活動と市場
〇経済活動と生み出されるa付加価値
〇bGDP(国内総生産)の分配
〇市場メカニズムと資源配分の最適化
〇c市場の失敗
2.経済成長と社会
〇経済成長とd物価
〇高度成長期とe公害問題
〇f景気循環と暮らし
〇持続的成長のための課題
3.グローバル化する経済
〇国内の生産構造とg貿易
〇貿易によるh国内市場への影響
〇国境をこえた労働力や資本の移動
〇公害問題の対応から環境問題の対応へ
〇持続可能な社会の構築のために
生徒Xは、下線部aについて身近な例で考えるために、次のメモを作成した。メモ中の空欄ア~オには、それぞれ数値が入る。空欄エ・オに入る数値の組合せとして正しいものを、後のうちから一つ選べ。
国で生産できる財が「小麦」、「小麦粉」、「パン」だけであると仮定し、小麦を生産する農家、その小麦を小麦粉にする製粉会社、その小麦粉でパンを作る製パン会社からなる経済を考える。ここでは、年間に小麦500袋と小麦粉1,000kgとパン10,000個とが生産されたとする。農家は、生産した小麦のすべてを製粉会社に計50万円で販売した。製粉会社は、その小麦をすべて加工して1,000kgの小麦粉を生産し、それをすべて製パン会社に計150万円で販売した。製パン会社は、製粉会社から購入した小麦粉をすべて使って10,000個のパンを製造し、それをすべて消費者に計400万円で販売した。製パン会社、製粉会社、農家のそれぞれの生産に必要な中間投入物は、小麦、小麦粉以外にはないものとする。
ここまでを整理すると次の表のようになる。
以上のような経済活動が行われた場合、製パン会社の生み出した付加価値額は( エ )万円であり、この国のGDPは( オ )万円である。
- エ:250 オ:250
- エ:250 オ:400
- エ:250 オ:600
- エ:400 オ:250
- エ:400 オ:400
- エ:400 オ:600
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この過去問の解説 (3件)
01
付加価値とGDPに関する問題です。
【付加価値】
付加価値とは、ある企業が生産活動を通じて新たに生み出した価値のことです。
(付加価値額)=(生産額)-(中間投入額)です。
【GDP】
GDP(国内総生産)とは、一定期間内に国内で生み出された付加価値の総額のことです。
〇空欄(エ):正答「250」
製パン会社は、150万円で購入した小麦粉を使って400万円分のパンを生産しました。
よって、製パン会社の付加価値額は以下のように計算されます。
付加価値額 = 生産額 - 中間投入額
= 400万円 - 150万円
= 250万円
〇空欄(オ):正答「400」
GDPは、農家、製粉会社、製パン会社の付加価値額の合計です。
付加価値額はそれぞれ農家が50万円、製粉会社が100万円、製パン会社が250万円です。
よって、GDPはその合計である400万円となります。
なお、パンの生産に必要な原材料はすべて国内で生産されたものであるため、
GDPの値と製パン会社の生産額の値が一致しています。
誤りです。
オには400が入ります。
正答です。
誤りです。
オには400が入ります。
誤りです。
エには250、オには400が入ります。
誤りです。
エには250が入ります。
誤りです。
エには250、オには400が入ります。
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02
付加価値に関する問題です。
適切な選択肢ではありません。
製粉会社の中間投入物は「ア:50万円」とわかるので、付加価値は生産総額−中間投入物(中間生産物)で求められるので、
150−50=「ウ:100万円」となります。
同様に、製粉会社は中間投入物が「イ150万円」なので、付加価値は400−150=「エ:250万円」になります。
GDPは付加価値の和なので農家の50万円と製粉会社の100万円と製パン会社の250万円を加えると「オ400万円」です。
適切な選択肢ではありません。
適切な選択肢ではありません。
適切な選択肢ではありません。
適切な選択肢ではありません。
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03
【ポイント】
付加価値額=生産額-中間投入物の額となります。
計算もとても楽でしょう。念のため、表の空欄を埋めておきます。
・製粉会社
150(生産額)-50(中間投入物の額)=100(付加価値額)
・製パン会社
400(生産額)-150(中間投入物の額)=250(付加価値額)
GDPはこの付加価値額の合計ですから、50+100+250=400となります。
この問題はこれで以上です。
国内総生産(GDP)以外にも国民総生産(GNP、GNI)、国民純生産(NNP)、国民所得(NI)があります。
※GNP(国民総生産)はGNI(国民総所得)という指標に変更されています。計算方法は変わりません。
それぞれ簡単に振り返っておきます。
・国内総生産(GDP)=国内における総生産額-中間生産物(額)
※中間生産物(額)とは、生産するのにかかった原材料代などのこと。
・国民総生産(GNP、GNI)=GDP+海外からの純所得
・国民純生産(NNP)=GNP-減価償却費(固定資本減耗分)
※減価償却費(固定資本減耗分)とは、生産設備の修理や買い替えのための準備金のこと。
・国民所得(NI)=NNP-間接税+補助金
少しややこしいですが、試験に出題され易い事項です。復習しておきましょう。
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