大学入学共通テストは、国公立大学を中心に、多くの大学の入試で共通に使われる全国規模の試験です。
2021年度から「センター試験」に代わって実施されており、知識の暗記だけでなく、思考力・判断力・表現力も重視されるようになりました。
共通テスト(公民) 過去問
解説あり
試験最新情報
令和9年度(2027年度)大学入学共通テスト 試験日
2027年1月16日(土) ~ 1月17日(日)
試験日まで、162日
共通テスト(公民)試験の過去問と解説を令和7年度(2025年度)追・再試験〜令和4年度(2022年度)本試験まで無料で公開しています。全問正解するまで過去問を解き続けることで、過去問題が脳に定着し、合格が近いものとなります。共通テスト(公民)試験の合格に向け、過去問ドットコムをぜひお役立てください!
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大学入学共通テストについて
大学入学共通テストとは
大学入学共通テストのメリット
① 複数の大学を併願しやすい
共通テストの点数を利用することで、1回の試験で複数の大学に出願できるため、受験の負担が軽減されます。
国公立大学では、共通テストを一次試験として利用し、その後の二次試験で合否を決定
私立大学では「共通テスト利用入試」を実施する大学が多く、独自試験なしで合格できる可能性もある
② 全国の受験生と公平に比較される
共通テストは全国で同じ問題を受験するため、受験生の学力を公平に評価できます。
大学ごとの独自試験では問題の難易度が異なるため、共通の基準があることで安心です。
③ 過去問や対策がしやすい
共通テストは毎年決まった形式で出題されるため、過去問や模試で対策しやすいです。
また、マークシート方式なので、記述式の負担がなく、短期間で効率よく対策できます。
大学入学共通テスト(公民)について
大学入学共通テスト(公民)とは
新課程の公民は次の体系です。
・公共,倫理(公共+倫理)
・公共,政治・経済(公共+政治・経済)
・地理総合/歴史総合/公共(3分野のうち2分野を選択解答)
公共が公民の土台で、もう1科目と組み合わせる形です。2科目選択時の制限として、「公共,倫理」と「公共,政治・経済」は同時選択不可、また「地理総合/歴史総合/公共」で選んだ分野名と同名を含む科目は他方に選べません。
公民の試験時間
試験時間は1科目60分です。
地理歴史・公民で2科目受験する場合は130分枠(解答120分・連続実施)になります。
公民の出題形式と特徴
① マーク式(選択式)
共通テストは、主として複数の選択肢から答えを選ぶ客観式の問題で構成され、解答はマーク方式で行います。
公民でも、正しい文章を選ぶ問題、複数の文章の組み合わせを選ぶ問題、資料と説明文を対応させる問題などが出題されます。
② 資料・図表・グラフの読解問題が多い
共通テストの公民では、資料を読んで考える問題が多く出題されます。
たとえば、次のような資料が使われます。
・選挙結果や投票率に関するデータ
・国や地方公共団体の財政に関するグラフ
・人口や社会保障に関する統計
・景気、物価、雇用、貿易などに関する資料
・環境問題や国際社会に関する文章
・思想家の考え方を示した文章
グラフの数字だけでなく、表題、単位、調査した年、資料の出典なども確認する必要があります。
③ 思考力・判断力を重視
公民では、用語をそのまま答えるだけの問題ではなく、制度の目的や社会のしくみを考える問題が多く出ます。
たとえば、日本国憲法の三大原則を覚えるだけでなく、その原則が具体的な制度や社会問題にどのように関係しているかを考える力が必要です。
知識を覚えたうえで、資料や会話文の内容と結びつけて考えることが重要です。
例:
✕「日本国憲法の三大原則は?」(暗記問題)
◯「この法律の目的は何か?」(考える問題)
勉強方法
効率的な学習方法
① 基本用語と仕組みを理解
教科書・資料集で全体像をつかみ、「なぜそうなるか」を意識して学びます。
② 図表・資料問題に慣れる
過去問や模試で、グラフ・統計・資料の読み取りを練習します。
③ 解答の根拠を言葉にする
正解の理由、誤答の理由を説明できるようにします。
④ まとめノート・カードは要点に絞る
重要語や苦手分野に狙いを定めて作ります。
⑤ 本番形式で時間配分を練習
特に2科目受験は配分が得点に直結します。
科目別の学習のポイント
① 公共(共通部分)対策方法
内容の特徴
主権者教育(選挙・政治参加)
情報社会(メディア・AI・SNS)
持続可能な社会(SDGsなど)
多様性・人権・格差問題
「公共」は、すべての公民科目のベースとなる新科目です。公共の学習では、「なぜその制度が必要なのか」「その課題をどう解決すべきか」を考える力が問われます。「身近な例」や「時事問題」と結びつけながら学ぶことが重要です。また、図表や資料を読み解く問題が多いため、過去問や模試で資料問題にしっかり慣れておくことも重要です。
② 倫理対策方法(公共・倫理)
内容の特徴
哲学者・宗教家の思想(東洋・西洋・近現代)
日本人の人生観・宗教観
倫理的問題とその考察(いのち・社会・自然など)
名前や用語を覚えるだけではなく、その人物が何を大切にし、何に問題意識を持っていたかを「ストーリーとして理解する」ことが大切です。特に倫理は、「似たような選択肢が出る」ことが多いので、細かい違いに気づく練習が効果的です。人物や思想のつながりをマインドマップにしてまとめるのもおすすめです。
③ 政治・経済対策方法(公共・政治・経済)
内容の特徴
政治制度(憲法・国会・選挙・地方自治)
経済の仕組み(市場・金融・国際経済)
国際社会(国連・安全保障・貿易)
政治・経済では、制度やしくみの理解と、資料・グラフの読み取り力が問われます。時事問題にも対応できるよう、ニュース(選挙、景気対策、国際協定など)を日常的にチェックする習慣をつけると、得点源につながります。
試験の概要
試験会場
大学入学共通テストの試験会場は、高校卒業見込みの者(通信制は除く。)は在籍する学校が所在する試験地区内の試験場が指定され、それ以外の者は登録された現住所の試験地区内の試験場が指定されます。
試験会場は、大学・高校・予備校などの教育機関が主に利用されます。
試験日時
大学入学共通テストは、毎年1月中旬に2日間にわたって行われます。
現時点で公表されている最新の本試験日は、令和9年度試験、2027年1月16日(土)・17日(日)、追試験・再試験は2027年1月23日(土)・24日(日)です。
試験科目
令和9年度の大学入学共通テストは、7教科21科目で実施されます。
試験科目一覧(令和9年度版)
| 教科 | 出題科目 |
|---|---|
| 国語 | 国語 |
| 地理歴史・公民 | 地理総合,地理探究/歴史総合,日本史探究/歴史総合,世界史探究/公共,倫理/公共,政治・経済/地理総合/歴史総合/公共 |
| 数学① | 数学Ⅰ,数学A/数学Ⅰ |
| 数学② | 数学Ⅱ,数学B,数学C |
| 理科 | 物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎/物理/化学/生物/地学 |
| 外国語 | 英語/ドイツ語/フランス語/中国語/韓国語 |
| 情報 | 情報Ⅰ |
受験手数料
3教科以上:18,000円(税込)
2教科以下:12,000円(税込)
成績閲覧手数料:300円
※支払い時は別途決済手数料がかかります(受験案内の記載)。
受験資格
大学入学共通テストは、
高校卒業者、
高校卒業見込みの人、
高卒認定試験の合格者または合格見込みの人など、
出願資格を満たす人が受験できます。
出題方法
大学入学共通テストは、主として多肢選択による客観式で出題され、解答はマーク方式で行います。
受験申請
全ての志願者がWeb出願で、郵送による出願手続きはできません。
出願、訂正、受験票の取得、成績閲覧などは出願サイトのマイページで実施します。
大学入試センターが運用する「出願ポータルサイト」を通じて手続きします。
詳細は大学入試センターの公式サイトで確認しましょう。
受験申請期間
例年9月ごろに始まります。
令和9年度では、次の日程が公表されています。
マイページ作成期間:2026年7月1日(水)10時00分~10月2日(金)17時00分
出願内容の登録期間:2026年9月15日(火)10時00分~10月2日(金)17時00分
検定料等の支払期間:2026年9月15日(火)10時00分~10月2日(金)23時59分
出願内容の確認・訂正期間:2026年10月9日(金)10時00分~10月16日(金)17時00分
今後も日程が変わることがあるため、その年の受験案内を必ず確認することが大切です。
詳細は大学入試センターの公式サイトを確認しましょう。
受験票の交付
令和9年度の受験票は、2026年12月4日(金)10時からマイページで取得できます。
受験票は、A4サイズの白色の用紙に印刷し、必ず試験当日に持参する必要があります。
詳細は大学入試センターの公式サイトで確認しましょう。
実施結果の概要
志願者数・受験者数の推移
| 年度(実施年) | 志願者数 | 受験者数 | 受験率 |
|---|---|---|---|
| 2022年 | 530,367人 | 488,383人 | 92.08% |
| 2023年 | 512,581人 | 474,051人 | 92.48% |
| 2024年 | 491,914人 | 457,608人 | 93.03% |
| 2025年 | 495,171人 | 462,066人 | 93.31% |
| 2026年 | 496,237人 | 464,090人 | 93.52% |
公民科目の平均点の推移
公民科目の平均点推移(100点満点中)
| 年度 | 公共,倫理 | 公共,政治・経済 | 地理総合/歴史総合/公共 | 旧現代社会 | 旧倫理 | 旧政治・経済 | 旧倫理,旧政治・経済 |
| 2022年 | ― | ― | ― | 60.84 | 63.29 | 56.77 | 69.73 |
| 2023年 | ― | ― | ― | 59.46 | 59.02 | 50.96 | 60.59 |
| 2024年 | ― | ― | ― | 55.94 | 56.44 | 44.35 | 61.26 |
| 2025年 | 59.74 | 62.66 | 47.15 | 64.96 | 54.65 | 59.84 | 62.03 |
| 2026年 | 64.24 | 63.59 | 51.73 | ― | ― | ― | ― |
2025年実施の令和7年度試験から、新課程の「公共,倫理」「公共,政治・経済」「地理総合/歴史総合/公共」が出題されました。
2025年は、新課程を学んだ受験者向けの科目と、旧課程を学んだ受験者向けの科目が並行して実施されました。
2026年実施の令和8年度試験では、旧課程科目は実施されず、新課程科目のみとなりました。
「地理総合/歴史総合/公共」は、地理歴史と公民にまたがる科目です。表に示した47.15点と51.73点は、受験者が選んだ2つの出題範囲の合計点の平均です。
注:2025年度より新課程科目「公共」が導入され、「公共・倫理」「公共・政治・経済」として実施されています。これに伴い、従来の「現代社会」「倫理」「政治・経済」は旧課程科目として扱われています。2026年は新課程のみです。