大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問56 (公共,政治・経済(第6問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問56(公共,政治・経済(第6問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

「政治・経済」の授業で、生徒U、生徒V、生徒W、生徒X、生徒Y、生徒Zは、「現代国際社会の諸問題をどう解決するか」という課題を設定し、3班に分かれて探究する学習を進めてきた。以下は、学習の流れと役割分担、キーワードを示したものである。これに関して、後の問いに答えよ。

Ⅰ  現在の問題は何か
〇政治班(U、V担当) ― 力の支配と単独行動主義
〇経済班(W、X担当) ― (a)為替相場の変動による影響
〇社会班(Y、Z担当) ― 感染症、健康、保健衛生の問題

Ⅱ  関係する変化や背景は何か
〇政治班(U、V担当) ― (b)国際社会の特質
〇経済班(W、X担当) ― (c)経営収支の変化
〇社会班(Y、Z担当) ― グローバル化、技術革新

Ⅲ  解決に向け何が重要か
〇政治班(U、V担当) ― 法の支配と多国間主義
〇経済班(W、X担当) ― (d)為替相場の安定
〇社会班(Y、Z担当) ― 社会的公正

Ⅳ  解決案は何か
〇政治班(U、V担当) ― 外交や国憲法の活用
〇経済班(W、X担当) ― 国家間での通貨協力
〇社会班(Y、Z担当) ― (e)技術革新と社会的公正との両立

下線部(d)に関連して、生徒Wと生徒Xは、主要通貨間の為替相場の安定のために20世紀以降に確立した仕組みと、それをめぐる各国の対立と協調について調べ、次のカードa~eにまとめた。最初に起きたのがカードaの出来事であり、最後に起きたのがカードeの出来事である。これら二つの出来事の間に起きたカードb~dの出来事について、それぞれの出来事を古いものから順に並べたものとして正しいものを、後の選択肢のうちから一つ選べ。

a  1929年に始まった世界恐慌は、イギリスのポンドを中心とした国際金本位制に終焉(しゅうえん)をもたらした。恐慌が拡大すると、主要国は、それまで採用していた金本位制を停止して、相次いで自国通貨の為替相場を切り下げた。

b  アメリカは、主要国の通貨当局に対して、金オンス=35ドルのレートでドルを金と交換することを保証した。アメリカ以外の主要国は、自国通貨と米ドルとの為替相場を固定した。

c  アメリカの金利が上昇してドル高が続いたため、主要国はドル高是正に合意し、当時の西ドイツのマルクや日本の円の米ドルに対する為替相場が上昇した。この合意はプラザ合意と呼ばれた。

d  ニクソン・ショック(ドル・ショック)の後、主要国は固定為替相場制の維持を試みたものの長続きせず、変動為替相場制に移行した。

e  ドイツのマルクが、たびたび米ドルに対して上昇し、欧州の主要通貨間の為替相場の変動が激しくなったため、EU(欧州連合)内の主な国は、相互の為替相場を安定させた後、通貨を統合して共通通貨ユーロを導入した。
  • b → c → d
  • b → d → c
  • c → b → d
  • c → d → b
  • d → b → c
  • d → c → b

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この過去問の解説 (2件)

01

bの「金オンス=35ドルのレートでドルを金と交換」とした国際通貨体制は1944年に決まったブレトンウッズ体制のことです。

cのプラザ合意1985年、アメリカのプラザホテルで行われました。

dのニクソンショックとは、1971年のドルと金の交換停止のことを指します。

b→d→cが正しい時系列順ということになります。

選択肢1. b → c → d

不適当です。

選択肢2. b → d → c

正答です。

選択肢3. c → b → d

不適当です。

選択肢4. c → d → b

不適当です。

選択肢5. d → b → c

不適当です。

選択肢6. d → c → b

不適当です。

まとめ

「固定為替相場制(ブレトン・ウッズ体制)→ニクソンショック→変動為替相場制→プラザ合意でドル高是正→景気対策でバブル経済へ」という流れは頻出事項です。

 

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02

為替に関する時代の並べ替え問題です。

選択肢1. b → c → d

適切な選択肢ではありません。

選択肢2. b → d → c

適切な選択肢です。

b  ブレトン・ウッズ体制に関する説明です。1940年代後半の出来事です。

d ニクソン・ショックは1971年8月に金とドルの交換停止を決定しました。

c プラザ合意は1985年に先進5カ国の財務相・中央銀行総裁会議で、

 ドル高是正に関する合意です。

選択肢3. c → b → d

適切な選択肢ではありません。

選択肢4. c → d → b

適切な選択肢ではありません。

選択肢5. d → b → c

適切な選択肢ではありません。

選択肢6. d → c → b

適切な選択肢ではありません。

参考になった数0