大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問45 (公共,政治・経済(第4問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問45(公共,政治・経済(第4問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

「政治・経済」の授業でデジタル技術によるイノベーションについて関心をもった生徒Xと生徒Yは、デジタル技術の活用例について調べ、次のメモを作成した。これに関して、後の問いに答えよ。

デジタル技術によるイノベーション
具体的な分野の例
◆金融分野
(a)フィンテックを通じた新たな金融取引の創出
・目的:(b)企業の資金調達(c)個人の資産運用を活性化する
・活用事例:クラウドファンディングによる資金調達の効率化、小口投資アプリによる資産運用手段の多様化
・課題:金融に関連する情報の真偽を正しく判断し、活用する能力である金融リテラシーの向上

◆公共交通分野
(d)労働力不足の下での新たな公共交通の実現
・目的:デジタル技術の活用により公共交通の利便性を高める
・活用事例:キャッシュレス決済、鉄道やバスの位置情報案内、GPS(位置情報システム)を活用した新たな輸送形態
・課題:鉄道会社やバス会社のデジタル技術の活用に対する(e)地方公共団体による支援

今後の学習に向けて
・デジタル技術の活用について、(f)政府がどのような仕組みで政策を策定し実施しているのかを調べる
・医療分野や農業分野など、ほかの分野でのデジタル技術の活用可能性を構想する

下線部(e)について、現在の日本の地方公共団体に関する記述として最も適当なものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
  • 地方公共団体の活動を監視するために、一部の地方公共団体がオンブズパーソン(オンブズマン)制度を設置している。
  • 地方公共団体の事務処理の効率性を高めるために、一部の地方公共団体が共同で道州制を導入している。
  • 住民自治の原則を実現するために、地方公共団体の議会は、条例に基づいて行われた住民投票の結果に法的に拘束される。
  • 法律との整合性を図るために、地方公共団体の条例は、その地方公共団体の議会での議決ののち総務大臣の認可を経て制定される。

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