大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和7年度(2025年度)追・再試験
問19 (公共,倫理(第5問) 問5)
問題文
場面3 班ごとの発表の後、生徒たちは各自レポートをまとめることになった。生徒Gは「AIとどのように共生していくべきか」について書くことにし、内容について生徒Eに相談した。次はGとEの会話である。
G:AIとどのように共生していけばいいか、まだ考えがまとまってないんだ。
E:でも、大体の方向性は見えているんでしょう?
G:うん。( d )と思うんだよね。
E:なるほど、そういう考え方もありだね。ただし、( e )。
G:そうか、そういうことも念頭においてまとめると、よいレポートが書けそうだね。ありがとう。
次の問いに答えよ。
前の会話文中の空欄( d )に当てはまる発言を、以下①〜③の3通りとする。
① AIは人間にとって役立つ存在なので、AIを人間のために積極的に利用する社会にしていくべきだ
② AIは人間にとって危険な存在なので、できるだけ人間がAIに頼らない社会にしていくべきだ
③ AIは人間と同等の知性や自律性をもち得る存在なので、AIを人間と対等に尊重する社会にしていくべきだ
空欄( d )に「① AIは人間にとって役立つ存在なので、AIを人間のために積極的に利用する社会にしていくべきだ」を選んだ場合、その発言に対する懸念・反論として最も適当な返答として空欄( e )に当てはまるものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和7年度(2025年度)追・再試験 問19(公共,倫理(第5問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
場面3 班ごとの発表の後、生徒たちは各自レポートをまとめることになった。生徒Gは「AIとどのように共生していくべきか」について書くことにし、内容について生徒Eに相談した。次はGとEの会話である。
G:AIとどのように共生していけばいいか、まだ考えがまとまってないんだ。
E:でも、大体の方向性は見えているんでしょう?
G:うん。( d )と思うんだよね。
E:なるほど、そういう考え方もありだね。ただし、( e )。
G:そうか、そういうことも念頭においてまとめると、よいレポートが書けそうだね。ありがとう。
次の問いに答えよ。
前の会話文中の空欄( d )に当てはまる発言を、以下①〜③の3通りとする。
① AIは人間にとって役立つ存在なので、AIを人間のために積極的に利用する社会にしていくべきだ
② AIは人間にとって危険な存在なので、できるだけ人間がAIに頼らない社会にしていくべきだ
③ AIは人間と同等の知性や自律性をもち得る存在なので、AIを人間と対等に尊重する社会にしていくべきだ
空欄( d )に「① AIは人間にとって役立つ存在なので、AIを人間のために積極的に利用する社会にしていくべきだ」を選んだ場合、その発言に対する懸念・反論として最も適当な返答として空欄( e )に当てはまるものを、次の選択肢のうちから一つ選べ。
- AIの学習方法は、ディープラーニングのように人間を忠実に模倣しているので、AIと人間は似ている面も多いんじゃないかな
- 感情の中枢起源説によれば、AIが人間の身体を制御すると、感情までAIにコントロールされてしまうことが予想されるんじゃないかな
- AIを利用することで経済発展と社会問題の同時解決を目指す、Society5.0のような方向性が推進されていることは考慮に入れるべきじゃないかな
- AIはあらかじめプログラムされたアルゴリズムに従って動いているだけなので、その背後に人間がもっているような心はないんじゃないかな
- AIを使えば、例えば罪を犯す可能性が高い人を予測できるようになると思うけど、それは人権侵害の危険性もあるんじゃないかな
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
AIに対する有識者の考え方の中から「人間にとって役立つ」「積極的に利用する社会」に対応し、なおかつ反論する趣旨のものを選びます。
不適当です。
ディープラーニングは深層学習ともいわれ、人間の脳の神経回路を真似た仕組みにより、大量のデータで学習する技術です。
しかし、人間の脳のように「意味」を「理解」しているわけではないため忠実に模倣しているとまではいえません。
不適当です。
感情の中枢起源説はキャノン=バードが唱えた「感情はまず脳の中枢で生じる」という説です。
このため、AIは身体を制御されたと仮定して、中枢起源説は感情は脳で先に生じるので、身体を操作されたからといって感情まで支配されることにはなりません。
不適当です。
内閣府が2016年に提唱したSociety5.0の説明として正しいのですが、設問にあるような「懸念・反論」が含まれる会話文になっていません。
不適当です。
AIの説明として概ね正しいのですが、「反論・懸念」が含まれる会話文になっていません。
正答です。
「罪を犯す可能性が高い人を予測できるようになる」は人間に役立つ存在という部分に対応しています。
一方、「人権侵害の危険性もある」は「反論・懸念」を示す文であり、題意に合った会話といえるでしょう。
知識問題と文章読解の複合問題で、やや難問といえなくもありません。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問16)へ
令和7年度(2025年度)追・再試験 問題一覧
次の問題(問20)へ