大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問91 (<旧課程>政治・経済(第4問) 問3)
問題文
生徒Yは、下線部cの現状について調べた。アジアのインフラ開発やODA(政府開発援助)に関連する記述として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問91(<旧課程>政治・経済(第4問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
生徒Yは、下線部cの現状について調べた。アジアのインフラ開発やODA(政府開発援助)に関連する記述として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
- 中国が取り組む一帯一路構想は、現代のシルクロードとして、陸路のみによる経済圏構築をめざしているものである。
- 中国が主導して設立されたアジアインフラ投資銀行への参加は、アジア諸国に限定されている。
- 自然災害や紛争による被災者の救援のために日本のODAとして行われる食料や医療品の無償援助は、国際収支の第二次所得収支に含まれる。
- ODAは発展途上国の経済発展のために行われるものであり、日本では開発協力大綱によって日本の国益を考慮せずに行うことが示されている。
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この過去問の解説 (3件)
01
日本と中国の国際的な関わりについて知識が問われました。
不適当です。
一帯一路構想は、陸路をつなぐ「一帯」と海上物流の「一路」を組み合わせた言葉という意味もあります。
不適当です。
アジアインフラ投資銀行(AIIB)には、イギリス、ドイツなど欧州の国々、カナダ、オーストラリアなども参加しています。
正答です。
ODAの国際収支について正しい説明です。
第二次所得収支は、資金・物資について見返りのない移転のことを指します。
第一次所得収支は、利子や配当といった見返りのある移転のことを指します。
不適当です。
開発協力大綱では「国益に資するものとして開発協力を行う」と定めています。
友好や国際的な支持の高まりといった効果は国益ともいえ、常識的にも排除できる選択肢といえるかもしれません。
正答の選択肢も「国際収支」という細かな知識が問われるもので、少し難しかったかもしれません。
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02
開発援助に関する問題です。
一帯一路構想は、シルクロード経済ベルト(陸路)と21世紀海上シルクロード(海路)の両方を含む経済圏構築をめざしています。
よって、誤りです。
アジアインフラ投資銀行(AIIB)は、
中国が主導して設立されました。
参加国はアジア諸国に限定されておらず、
カナダやイギリス、ドイツなどの欧米諸国や南米諸国も参加しています。
よって、誤りです。
第二次所得収支には、無償援助や国際機関への拠出金などの「無償資金移転」などが含まれます。
よって、正しいです。
2023年に改訂された開発協力大綱では、
「我が国の国益の実現に貢献すること」が目的の一つとして明記されています。
よって、誤りです。
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03
もしかすると、文脈からも正解を導けるかも知れませんが、一応それぞれの選択肢の内容を見ていきましょう。
一帯一路構想は、陸路のみならず、中国とヨーロッパを海路でも繋ぐ経済圏構想のことです。
よってこの選択肢は不適切となります。
アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加は、アジア諸国のみならず世界各国が参加を表明しています。
よってこの選択肢は不適切となります。
※2025年現在、日本とアメリカは参加を見送っています。
正しい文章です。よってこの選択肢が正解となります。
この大綱は、援助先の国に対する支援の基本方針を定めています。しかし、国益も重視する方針を打ち出しているため、そういう部分には懸念の声も上がっています。
よってこの選択肢は不適切となります。
少し時事要素もある問題ですが、いかがでしたか?
大まかにでも内容が把握できていれば、きちんと正解を選べたのではと思います。
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