大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問6 (<旧課程>現代社会(第1問) 問6)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問6(<旧課程>現代社会(第1問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

高校生のサエキさんとシミズさんは、大学の公開授業に参加した。授業のテーマは「武力紛争から読み解く冷戦後の国際政治」だった。このテーマに関して、次の問いに答えよ。

サエキさんは発表を終えた後、これまで学んだことを基に、国家間の武力紛争をどうすれば予防できるのか、二つの対照的な考え方をノートに書いた。次のノートの(ア)には後の語句A・Bのいずれかが、(イ)には後の語句P・Qのいずれかが、(ウ)には後の語句X・Yのいずれかが入る。その組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

アに入る語句
A  国連憲章で規定された国連軍
B  同盟国

イに入る語句
P  北大西洋条約機構(NATO)が介入したボスニア・ヘルツェゴビナ紛争
Q  米ソ間の軍拡競争

ウに入る語句
X  すべての国家を統治する世界政府
Y  軍事的な強制措置の仕組み
問題文の画像
  • ア ― A  イ ― P  ウ ― X
  • ア ― A  イ ― P  ウ ― Y
  • ア ― A  イ ― Q  ウ ― X
  • ア ― A  イ ― Q  ウ ― Y
  • ア ― B  イ ― P  ウ ― X
  • ア ― B  イ ― P  ウ ― Y
  • ア ― B  イ ― Q  ウ ― X
  • ア ― B  イ ― Q  ウ ― Y

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この過去問の解説 (3件)

01

アについて、

諸国家が対立したとき各国が頼れるのは自国か同盟国の軍事力です。

よってBが適切です。

 

イについて、

対立する国家が勢力均衡を成立させることの弊害の例が入ります。

よって第3者である北大西洋条約機構(NATO)が介入したPではなく、

アメリカとソ連が対立したQが適切です。

 

ウについて、

国際社会全体で武力紛争の予防につながるルールを創設・運用することの効果が限られる原因が入ります。

国際社会全体でと書かれていることから、

その異論には全ての国家を統治すると書かれたXが適切です。

 

以上を踏まえて各選択肢を検討していきます。

選択肢1. ア ― A  イ ― P  ウ ― X

アとイが不適です。

選択肢2. ア ― A  イ ― P  ウ ― Y

全て不適です。

選択肢3. ア ― A  イ ― Q  ウ ― X

アが不適です。

選択肢4. ア ― A  イ ― Q  ウ ― Y

アとウが不適です。

選択肢5. ア ― B  イ ― P  ウ ― X

イが不適です。

選択肢6. ア ― B  イ ― P  ウ ― Y

イとウが不適です。

選択肢7. ア ― B  イ ― Q  ウ ― X

適切です。

選択肢8. ア ― B  イ ― Q  ウ ― Y

ウが不適です。

まとめ

ノートからア~ウに入る語句の内容を読み取りましょう。

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02

正解は「ア ― B  イ ― Q  ウ ― X」です。

以下、解説になります。

選択肢1. ア ― A  イ ― P  ウ ― X

アについて、同盟国により、同等の軍事力でパワーバランスを一定の程度に保つことを勢力均衡といいます。

イについて、冷戦において、西側と東側の代表国は米国およびロシアです。そのため、両当事国である「米ソの軍拡競争」が正しいです。

 

選択肢2. ア ― A  イ ― P  ウ ― Y

アについて、同盟国により、同等の軍事力でパワーバランスを一定の程度に保つことを勢力均衡といいます。

イについて、冷戦において、西側と東側の代表国は米国およびロシアです。そのため、両当事国である「米ソの軍拡競争」が正しいです。

ウについて、現状では、「軍事的な強制措置」の仕組みが存在しないため、効果的な紛争予防を期待できません。

そのため、すべて誤りです。

選択肢3. ア ― A  イ ― Q  ウ ― X

アについて、同盟国により、同等の軍事力でパワーバランスを一定の程度に保つことを勢力均衡といいます。

そのため、アが誤りです。

選択肢4. ア ― A  イ ― Q  ウ ― Y

ア、ウが誤りです。

アについて、同盟国により、同等の軍事力でパワーバランスを一定の程度に保つことを勢力均衡といいます。

ウについて、現状では、「軍事的な強制措置」の仕組みが存在しないため、効果的な紛争予防を期待できません。

選択肢5. ア ― B  イ ― P  ウ ― X

イが誤りです。

イについて、冷戦において、西側と東側の代表国は米国およびロシアです。そのため、両当事国である「米ソの軍拡競争」が正しいです。

 

選択肢6. ア ― B  イ ― P  ウ ― Y

イ、ウが誤りです。

イについて、冷戦において、西側と東側の代表国は米国およびロシアです。そのため、両当事国である「米ソの軍拡競争」が正しいです。

ウについて、現状では、「軍事的な強制措置」の仕組みが存在しないため、効果的な紛争予防を期待できません。

選択肢7. ア ― B  イ ― Q  ウ ― X

正解はこの肢です。

アについて、同盟国により、同等の軍事力でパワーバランスを一定の程度に保つことを勢力均衡といいます。

イについて、冷戦において、西側と東側の代表国は米国およびロシアです。そのため、両当事国である「米ソの軍拡競争」が正しいです。

ウについて、現状では、「軍事的な強制措置」の仕組みが存在しないため、効果的な紛争予防を期待できません。

選択肢8. ア ― B  イ ― Q  ウ ― Y

ウが誤りです。

ウについて、現状では、「軍事的な強制措置」の仕組みが存在しないため、効果的な紛争予防を期待できません。

まとめ

戦争に関する問題は、どこの国が当事国となっているかを知っている必要があります。そのため、世界史に登場する戦争・紛争は、その当事国を覚えておきましょう。

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03

勢力均衡と集団安全保障に関する問いです。

選択肢1. ア ― A  イ ― P  ウ ― X

適切な選択肢ではありません。

選択肢2. ア ― A  イ ― P  ウ ― Y

適切な選択肢ではありません。

選択肢3. ア ― A  イ ― Q  ウ ― X

適切な選択肢ではありません。

選択肢4. ア ― A  イ ― Q  ウ ― Y

適切な選択肢ではありません。

選択肢5. ア ― B  イ ― P  ウ ― X

適切な選択肢ではありません。

選択肢6. ア ― B  イ ― P  ウ ― Y

適切な選択肢ではありません。

選択肢7. ア ― B  イ ― Q  ウ ― X

ア:同盟国によって同様の軍事力でパワーバランスを一定にすることを勢力均衡といいます。

イ:一例として冷戦期の西側と東側の代表国である「米ソの軍拡競争」です。

ウ:Yの「軍事的な強制措置」の仕組みがあったとしても紛争が予防できるとは限りません。

選択肢8. ア ― B  イ ― Q  ウ ― Y

適切な選択肢ではありません。

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