大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問91 (<旧課程>政治・経済(第4問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問91(<旧課程>政治・経済(第4問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

生徒X、生徒Yおよび生徒Zは、「政治・経済」の授業でグループ発表をすることになり、その準備をしている。図1のやりとりは、生徒たちが放課後にスマートフォンで行ったものの一部である。

図1の下線部aに関連して、生徒Xは、労働の対価である賃金を変化させる要因に関心をもち、まずは授業で学習した供給曲線と需要曲線で考えてみることにして、図2を作成した。この資料をもとに考察した記述として最も適当なものを、回答選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • 現象アと現象ウのみが発生した場合、これらの現象が発生する前に比べて賃金は必ず低下する。
  • 現象アと現象エのみが発生した場合、これらの現象が発生する前に比べて賃金は必ず上昇する。
  • 現象イと現象ウのみが発生した場合、これらの現象が発生する前に比べて賃金は必ず上昇する。
  • 現象イと現象エのみが発生した場合、これらの現象が発生する前に比べて賃金は必ず低下する。

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この過去問の解説 (3件)

01

需要と供給についての問題です。

 

まず「労働需要が上がれば賃金は上昇する」などのように暗記事項のように覚えるのはやめましょう。
それでは労働以外のテーマでの類題に対処しにくくなります。
せっかく需要曲線・供給曲線の模式図があるのですから、一般化した解説をいたします。
よって、感覚的な解答解説を見て納得できなかった方もご安心ください。

 

最初にア~エについてそれぞれが発生した場合に賃金が上昇するのか、低下するのかを考えます。

 

ア:上昇する
前半は無視しまして、注目するのは「求職者数が減少する」点です。
つまり、労働供給量が減少するということです。
したがって、供給曲線(を模した直線)は左へ移動します。
すると、供給曲線と需要曲線の交点は上へ移動するので、賃金は上昇するということです。

 

イ:低下する
これは労働供給曲線についてアとは正反対の事象です。
「求職者数が増加する」

労働供給量が増加する

供給曲線は右へ

「交点」が下へ

賃金低下
というアと同様のフローチャートになります。

 

ウ:低下する
前半は無視しまして、注目するのは「求人数が減少する」点です。
つまり、労働需要が減少するということです。
したがって、需要曲線は左へ移動します。
すると、供給曲線と需要曲線の交点は下へ移動するので、賃金は低下するということです。

 

エ:上昇する
これは労働需要曲線についてウとは正反対の事象です。
「求人数が増加する」

労働需要量が増加する

需要曲線は右へ

「交点」が上へ

賃金上昇
というウと同様のフローチャートになります。

 

以上より、正文を選ぶと、
「現象アと現象エのみが発生した場合、これらの現象が発生する前に比べて賃金は必ず上昇する。」
となります。

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02

賃金上昇・低下の仕組みを理解すればその判断の通り解くだけです。

選択肢1. 現象アと現象ウのみが発生した場合、これらの現象が発生する前に比べて賃金は必ず低下する。

ア:少子高齢化の進行によって、求職者数が減少する

ウ:AIなどの技術革新の進行によって、労働者が行っていた業務を機械が行うようになり、求人数が減少する

 

求職者数が減少すればむしろ賃金は増えると考えるのが自然でしょう。

従って、不正解です。

選択肢2. 現象アと現象エのみが発生した場合、これらの現象が発生する前に比べて賃金は必ず上昇する。

ア:少子高齢化の進行によって、求職者数が減少する

エ:再生可能エネルギー開発などの環境関連分野で新たな雇用が創出され、求人数が増加する

 

これらのみが発生した場合は、賃金が上昇すると考えられます。

従って、正解です。

選択肢3. 現象イと現象ウのみが発生した場合、これらの現象が発生する前に比べて賃金は必ず上昇する。

イ:共働き世帯の増加によって、求職者数が増加する

ウ:AIなどの技術革新の進行によって、労働者が行っていた業務を機械が行うようになり、求人数が減少する

 

求職者数が増えれば賃金はむしろ低下するでしょう。

従って、不正解です。

選択肢4. 現象イと現象エのみが発生した場合、これらの現象が発生する前に比べて賃金は必ず低下する。

イ:共働き世帯の増加によって、求職者数が増加する

エ:再生可能エネルギー開発などの環境関連分野で新たな雇用が創出され、求人数が増加する

 

求職者数が増えれば賃金はむしろ低下するでしょう。

従って、不正解です。

まとめ

賃金上昇・低下の仕組みを理解しましょう。

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03

この問題では、賃金価格を決定する労働の需給の関係の理解が問われます。


 

選択肢1. 現象アと現象ウのみが発生した場合、これらの現象が発生する前に比べて賃金は必ず低下する。

ア:少子高齢化の進行によって、求職者数が減少する

ウ:AIなどの技術革新の進行によって、労働者が行っていた業務を機械が行うようになり、求人数が減少する

賃金は必ずしも低下しません。

従って、不正解です。

選択肢2. 現象アと現象エのみが発生した場合、これらの現象が発生する前に比べて賃金は必ず上昇する。

ア:少子高齢化の進行によって、求職者数が減少する

エ:再生可能エネルギー開発などの環境関連分野で新たな雇用が創出され、求人数が増加する

これらのみが発生した場合は、必ず賃金は上昇します。

従って、正解です。

選択肢3. 現象イと現象ウのみが発生した場合、これらの現象が発生する前に比べて賃金は必ず上昇する。

イ:共働き世帯の増加によって、求職者数が増加する

ウ:AIなどの技術革新の進行によって、労働者が行っていた業務を機械が行うようになり、求人数が減少する

賃金は必ずしも上昇しません。

従って、不正解です。

選択肢4. 現象イと現象エのみが発生した場合、これらの現象が発生する前に比べて賃金は必ず低下する。

イ:共働き世帯の増加によって、求職者数が増加する

エ:再生可能エネルギー開発などの環境関連分野で新たな雇用が創出され、求人数が増加する

賃金は必ずしも低下しません。

従って、不正解です。

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