大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問17 (<旧課程>現代社会(第3問) 問2)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問17(<旧課程>現代社会(第3問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

高校生のモリタさんは、間もなく定年退職する現代社会の先生と放課後に話をした。次の問いに答えよ。

先生の話を受けてモリタさんは「私の祖父は農業をしていますが、旬の野菜を育てて食べたり、野菜を使った地域のまちづくり活動に参加したりすることが健康の秘訣(ひけつ)だと言っていました」と言った。日本の農業と食の安全に関する記述として正しいものを次のX~Zからすべて選んだとき、その組合せとして最も適当なものを、回答選択肢のうちから一つ選べ。

X  食の安全を確保するため、食品安全基本法が制定されている。
Y  米の減反政策は、今日も維持されている。
Z  現在に至るまで、米に関税をかけた上で輸入を認めること(関税化)は行われていない。
  • XとYとZ
  • XとY
  • XとZ
  • YとZ
  • X
  • Y
  • Z
  • 正しいものはない

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この過去問の解説 (2件)

01

X:正しいです。
食品安全基本法は、2003年(平成15年)に制定されました。
 

食品の安全性を脅かす問題が相次いで発生するなど、

国民の「食の安全」への不安が高まったことがきっかけとなりました。

 

 

Y:誤りです。
米の減反政策とは、米価の価格下落を防ぐために、米の生産を抑制する政策です。

1970年(昭和45年)から2018年(平成30年)まで実施されました。

 

 

Z:誤りです。
1995年のWTO(世界貿易機関)農業協定に基づき、

日本では1999年米の関税化が受け入れられました。

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02

この問題では、以下のキーワードを押さえておく必要があります。

 

食品安全基本法とは、食品の安全性の確保に関して基本理念を定め、国や地方公共団団体のみならず、食品に関連する事業者に対しての責務や消費者の役割を明らかにするとともに、基本的方針を定めることで、食品の安全性を総合的に推進しています。

 

米の減反政策とは1971年から2017年までに行われ、生産過剰状態にあった米を消費量に合った生産量に抑えるための政策になります。

 

政府は1998年にコメの輸入関税化を決定し、1999年より米の関税化が行われました。

選択肢1. XとYとZ

不適切

 

X 〇 Y × Z ×

 

選択肢2. XとY

不適切

 

X 〇 Y ×

選択肢3. XとZ

不適切

 

X 〇 Z ×

選択肢4. YとZ

不適切

 

Y × Z ×

選択肢5. X

適切

 

X 〇

選択肢6. Y

不適切

 

Y ×

選択肢7. Z

不適切

 

Z ×

選択肢8. 正しいものはない

不適切

 

正しいものはない ×

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