大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和4年度(2022年度)本試験
問12 (<旧課程>現代社会(第2問) 問4)
問題文
秋の講話の一部
これから皆さんは、家族のあり方やd 企業における働き方等が常に変化し続ける社会のなかで、自分の生き方や働き方を選択していくことになります。成年になると法的にも未成年者と異なる取扱いを受け、自分の意志による自由な選択がこれまで以上に可能となります。だからこそ、e 法的ルールをよく知っておく必要があります。そして、法的ルールを尊重するとともに、既存のルールの不備に気付いたら、新たなルールの形成に取り組むこともできます。社会の一員として、何をしていくのかを多様な視点で考え、実現していくための知識や力を卒業後も身につけていきましょう。
下線部dに関して、企業に関する記述として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和4年度(2022年度)本試験 問12(<旧課程>現代社会(第2問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
秋の講話の一部
これから皆さんは、家族のあり方やd 企業における働き方等が常に変化し続ける社会のなかで、自分の生き方や働き方を選択していくことになります。成年になると法的にも未成年者と異なる取扱いを受け、自分の意志による自由な選択がこれまで以上に可能となります。だからこそ、e 法的ルールをよく知っておく必要があります。そして、法的ルールを尊重するとともに、既存のルールの不備に気付いたら、新たなルールの形成に取り組むこともできます。社会の一員として、何をしていくのかを多様な視点で考え、実現していくための知識や力を卒業後も身につけていきましょう。
下線部dに関して、企業に関する記述として最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。
- 企業が行う、新たな生産技術や製品に関する研究・開発のことを、M&Aという。
- 寡占の一形態である、同業種の複数企業が合併した企業合同のことを、カルテルという。
- 中小企業は、日本では中小企業基本法において、自己資本比率に基づいて定義されている。
- 地元にある中小企業によって支えられ、その地域に定着している産業は、日本では地場産業と呼ばれる。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題では、企業についての基本的な知識が問われています。
用語を正確に理解できているかを確認しましょう。
誤りです。
企業が行う、新たな生産技術や製品に関する研究・開発は、R&D(Research & Development)と呼ばれます。
M&A(Mergers & Acquisitions)は、合併と買収のことです。
合併は、2社以上の会社が1社に統合されることです。
それに対し、買収は、他の会社が別会社を買取り、経営権を握ることです。
誤りです。
寡占の一形態である、同業種の複数企業が合併した企業合同のことは、トラストと言います。
※合併するので、カルテルより強固になります。
カルテルとは、複数企業が、独占目的で、価格や生産量などを取り決める協定を結ぶことです。
トラストもカルテルも、多くの場合、法律で禁止されています。
競争がなくなり、商品の価格が不当に上がってしまうので、消費者にとって不利益となるからです。
誤りです。
中小企業は、中小企業基本法に基づき、「資本金の額又は出資の総額」と「従業員数」によって定義されています。
※自己資本比率とは、総資本のうち純資産(返済の必要がない資産)が占めている割合です。
自己資本比率が高い方が、返済する資産が少ないので、健全な企業といえます。
→中小企業は、自己資本比率によって定義されるものではないので、この選択肢は不適切です。
正しいです。
地元の中小企業が、地域に根ざした形で特産品などを作っている産業を地場産業といいます。
駒や西陣織などの伝統産業が含まれることもあります。
それぞれの用語の違いを区別して理解しておきましょう。
M&A・・・合併と買収
R&D・・・研究・開発
企業が市場を独占する形態・・・トラスト/カルテル(※コンチェルンも要確認)
中小企業・・・「資本金の額又は出資の総額」と「従業員数」によって定義
地場産業・・・地域に根ざした形で特産品などを作っている産業
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02
企業活動に関する問題です。
誤りです。
R&Dの内容です。
M&Aとは、企業の買収・合併のことです。
誤りです。
トラストの内容です。
カルテルとは、複数の企業により、値段の横並びなどの協定を結ぶことで、独占禁止法によって禁止されています。
誤りです。
中小企業は中小企業基本法において、資本金と従業員数で定義されます。具体的な数字は業種によって異なります。
自己資本比率によっては定義されません。
正しいです。
地場産業の例としては、京都の西陣織や佐賀県の有田焼などがあります。
どれも押さえておきたいところです。
地場産業については、具体例まで覚えておけると良いでしょう。
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