大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問28 (<旧課程>現代社会(第5問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問28(<旧課程>現代社会(第5問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

モリタさんとサワダさんが暮らしている地方都市のX市は、近年は人口が少しずつ減少し始めている。二人は、今後、地域社会の維持が難しくなることもあると考え、地域づくりに関心をもつようになり探究学習の課題とした。次の問いに答えよ。

モリタさんとサワダさんはX市にある大学の先生を訪ね、地域づくりとはより良い生活環境を実現するための活動であることを学んだ。そして、地域づくりのきっかけとなる活動の一つとして住民運動があり、自治体の政策の内容に対して異議を表明するだけでなく、政策決定までの過程に対して異議を表明する場合もあり、共に地域づくりにとって重要であることを教えてもらった。
次のア〜ウは、自治体の政策に対する住民運動であるが、政策決定までの過程に対する異議の表明が含まれる事例をすべて選んだとき、その組合せとして最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。

ア  農地造成のために堤防の建設が計画されたが、実施された環境アセスメントの調査が不十分であり、その調査結果に基づいて計画を決定した進め方に問題があるとして、環境アセスメントのやり直しを首長に要求した。
イ  渋滞解消のために、自治体が道路建設の計画案を構想したが、騒音などによって良好な環境を享受する権利が脅かされると考えたため、住民の意見を聴取する公聴会に参加し、計画の撤回を首長に要求した。
ウ  治水対策のためのダム建設計画について、自治体が住民の意見を聴取する機会を十分に確保しなかったとして、計画の是非に関する住民の意思を問うために住民投票の実施を首長に要求した。
  • アとイとウ
  • アとイ
  • アとウ
  • イとウ
  • 政策決定までの過程に対する異議の表明が含まれる事例はない

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この過去問の解説 (2件)

01

文章の解釈に少し時間がかかったかも知れません。ここでは簡単に、問題で問われていることをご説明します。

 

住民による意義の表明には、

➀自治体の政策の内容に対して異議を表明する=政策自体に対する異議

➁政策決定までの過程に対して異議を表明する=政策決定の過程(決め方、議論の仕方など)に対する異議

この2つがあります。

 

今回の問題では、②の事例に該当する選択肢を選び取ります。

【アについて】

農地造成のために堤防の建設が計画されたが、実施された環境アセスメントの調査が不十分であり、その調査結果に基づいて計画を決定した進め方に問題があるとして、環境アセスメントのやり直しを首長に要求した。
→計画の進め方に対する異議ですので、該当します

 

【イについて】

渋滞解消のために、自治体が道路建設の計画案を構想したが、騒音などによって良好な環境を享受する権利が脅かされると考えたため、住民の意見を聴取する公聴会に参加し、計画の撤回を首長に要求した。
→計画そのものに対する異議ですので、該当しません

 

【ウについて】

治水対策のためのダム建設計画について、自治体が住民の意見を聴取する機会を十分に確保しなかったとして、計画の是非に関する住民の意思を問うために住民投票の実施を首長に要求した。

→計画の進め方に対する異議ですので、該当します

 

あとは間違わずに問題の選択肢を選んで下さい。

まとめ

いかがでしょうか。冒頭にも述べましたが、問題文の解釈に戸惑う人がいたかも知れません。

冒頭の解説を読んで理解出来ましたか?理解出来ていれば選択肢を選ぶのは比較的簡単だったと思います。

対策として、様々な類似問題に触れておきましょう。

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02

文章の内容から把握する問題です。

選択肢1. アとイとウ

適切な選択肢ではありません。

選択肢2. アとイ

適切な選択肢ではありません。

選択肢3. アとウ

ア:適切です。

イ:誤りです。政策に意義を表明する場合に当たります。

ウ:適切です。

選択肢4. イとウ

適切な選択肢ではありません。

選択肢5. ア

適切な選択肢ではありません。

選択肢6. イ

適切な選択肢ではありません。

選択肢7. ウ

適切な選択肢ではありません。

選択肢8. 政策決定までの過程に対する異議の表明が含まれる事例はない

適切な選択肢ではありません。

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